花師のここだけの話し

花師がお届けする熱い想い。気ままに気まぐれに、ぼちぼち更新。ええ塩梅でお届けします。

きっかけは・・・

2006-03-16 18:21:37 | Weblog
WBC
「ワールドベースボールクラシック」
その日本代表に、メジャーリーガー イチローが参加。
普段のプロ野球中継を遙かに凌ぐ高視聴率を稼いでいる。
その結果・・・意外な副産物があるという。

野球など興味のなかった奥さんと、突然会話が増えたとか
口も利かなかった親子が、仲良くソファに並んで座ってテレビ観戦。
残念ながら日本は今日、韓国に負けてしまった。
それでも素敵な副産物があってよかったんやないかな?

そんな今日、携帯電話からいつものダースベーダーのテーマが鳴り響いた。
電話の相手は、昨日のブログに書いた花束の彼。
「忙しい時にすみません、今大丈夫ですか?」
「こないだはすみませんでした。ありがとうございます。ところで・・・あの花束にユリって入ってましたか?」
どうやら、花束に使われた花のことで、奥さんとメールのやり取りをしているらしい。
「今までこんなんなかったんですが、花束のおかげで朝からこれですわ」
「花束持って帰った時に、人が絶句するのって始めてみましたわ」
「花の力って凄いですね~」
電話の向こうで、興奮しまくる姿が目に浮かぶ。
普段は仕事に忙しくしている男が、花束とケーキを持って帰宅して、ぶっきら棒に渡したんかな?
それでも奥さんにとっては、めちゃくちゃうれしかったやろう。
花屋として言うんやないけど、やっぱり花って凄い力が宿ってる。
でも・・・ここで間違ってはいけない。
花の力は凄いけど、恥ずかしいとか、照れくさいとかを通り越して、花束をあげようと思ったその一瞬で、奥さんの心をそっと抱きしめてたんです。

「ぼくが花束って・・・あり得ないでしょう?」
あり得ないことをしたからこそ、朝からメールでやりとりしたり、普段以上に夫婦の会話が増えたんとちゃうかな?
人は自分自身で限界を決めて、自分勝手に諦めの方向へ進んでいく。
ちょっと踏み出すだけで、こんなにも素敵なことがあるのに。
これは自分自身にも言えることですが・・・

WBCで家族の会話が増えて、花束で夫婦の会話が弾みって・・・
なんか聞いてて暖かくなる。
きっかけなんかなんでもええねん。
踏み出す一足で、何か重いと思ってた扉が開けたなら。
そのきっかけが、ぼくの創る花やったら、そんなうれしいことはない。

花で話しに花が咲く。
今日はええ話しを聞かせてもらって・・・ほんまによかった。




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