花師のここだけの話し

花師がお届けする熱い想い。気ままに気まぐれに、ぼちぼち更新。ええ塩梅でお届けします。

進化する花束

2007-01-20 18:10:05 | Weblog
語ります。

ちょっとした会話の中から言葉を引っ張り出して、花師は熱く語ります。
このブログをご愛読の皆様は、そんなことは百も承知でしょうが、知らない方々の為にもう一度!
力を込めてお伝えします。
花師は・・・「語り」です。

そんな語りの花師。
最近のブログでも、恋の話しから教育問題まで、幅広く語っております。
自分自身でも少々気を抜けば、「ガンダム」だの「北斗の拳」など「プロレス」などと、語りだせばキリがないものだらけ。
中でもプロレスなんて語った日にゃ~・・・ここら辺で止めときます。
言葉の暴走機関車花師が今日語る題材は・・・
ずばり!「花束」です。

この業界に入った時、あちこちの花屋さんに出向いては、花束を買っていた時期。
目に入るすべてのものが、新鮮に且つ、斬新に映ってましたが・・・
東京に出向いた時に出会った花屋さんの花束を見たとき、頭の中でガタガタ見て来たものが崩れ落ちる衝撃を受けたんです。

「今までのはなんやったんや?」

それまでの常識を覆す・・・そんな花選びと作り方。
当然日本の発信地は東京ですから、大阪で見て来たものなんて、すでに時代遅れです。花束にだって流行廃りはあるもんです。
でも・・・自分自身が描いていた花束がそこにあったのも事実。
それから15年・・・理想と描いてきた花束は、進化に進化を重ねて日々成長し続けている。
ちょっと偉そうかもしれませんけど、花師の創る花束は、「進化し続ける未完成の花束」とでいいましょうか、他店とは一線を引かせて頂いております。(汐らしく藤井寺内では・・・)

今までは、ただただ色とりどり花を束ねる・・・
まさに呼んで字の如くの「花束」から、当時、大阪ではあまり受け入れてもらえなかったブライダルブーケ風のラウンドの花束になり、更に色を押さえたグリーンを中心とした花束に移りと進化を遂げてきました。

色々耳にする事は、「お客様のニーズにあったものを提供する。」
ということですが・・・花師は「お客様を育てる」ということに、針を振ってきました。
だからといって、誰でも間でもって言うわけやないですよ。
クオリティーの高いモノというか・・・デザイン重視の花束をお求めになる方には、「こんなん見たことない!」ってサプライズをお届けしたい。
そう思って作り続けてきたんですが・・・
ただただ闇雲に創るだけでは、意表をついた花束なんて生まれません。
環境が変わったり、感じ方が変わったり、精神的に目覚めた時に・・・奇蹟は突然起こるんでしょう。

花師は今・・・丁度そんな過渡期に差し掛かってるんやと思います。

何気なく創った花束が、15年花師の花束を見て来たお客さんを唸らせたり・・・
仕入れの段階から、イメージした花が見つかり一気に完成形を見る。
そんなことが極々当たり間に起こるようになる・・・

花屋として・・・
ただ花を売るのなら、花師は敢て花屋をする必要はないです。

「花を加工する」

花師が創る花束やからこそ、そのブランド力があり、価値がある。
そんなこと誰もが思ってると思います。
でも・・・他の方と比べて、何かが大きく違うんです。
それははっきりとしたものですが、ここで書くのは止めときます。
何故なら今、「花師塾」の塾生が、授業料を払って学びに来ているからです。
ご興味のある方はぜひ、花師塾の門を叩いてください。
何一つ隠さずに、花師のすべてと・・・「成功する花屋の道」をお伝えします。

ちょっとそれましたが、同じものは2度と作りません。
世界でたった一つの花束を、皆さんにお届けするのが、「愛の伝道師」花師の仕事ですから。
おかげさまで、「花師の店のHP」からのご注文のNO.1は、花束です。
1度後注文頂いた方は、必ずリピーターになって頂いております。

嘘やと思うなら、まぁここはひとつ騙されてください。
見事に騙して差し上げましょう。

花の作品創りは今まで、アレンジがほとんどです。
「活ける」という概念から、大きく反れているものは、見かけた記憶がありません。
アレンジなら・・・ある程度の無理が利きます。
花束だとどうか?
答えはNOです。
アレンジや活けることで表現するものを、掌で創り上げる花束で表現する。
それが花師の進む道。
花師が花師たる生きる道やと思います。

それはひとつの注文から、可能性の1歩が出た瞬間でした。

花をただ束ねるだけでない花束。
想いや熱を込めるのは当たり前です・・・
そこから先に、素敵が隠されているんです。

あの花束がすべてを確信に変えた。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ただの素朴な質問よろしいですか (かさぶらんか)
2007-01-20 22:10:19
素朴な質問をおひとつしてもよろしいでしょうか?

お嫌ならこのまま削除して下さい。

花師さまは商人ですか?職人ですか?芸術家ですか?
花師さまは花師です。
そうお答えになるのかしら・・・・
返信する
難しいですね。 (花師)
2007-01-21 09:09:08
>かさぶらんかさん
花師は花師とお答えするのは簡単ですが・・・
敢て答えますと、花を生業としておりますので、時には商人であり、職人にでもあるのだと思っています。
生きていくためには、何かを捨てることも必要ではないでしょうか?
芸術家?
・・・それは自分で言い切ることから始まると思いますが、今はその部分を潜めているのでと考えています。
お答えになったでしょうか?
どこまでいっても、花師から出て行くものすべてが
「花師」です。
返信する

コメントを投稿