花師のここだけの話し

花師がお届けする熱い想い。気ままに気まぐれに、ぼちぼち更新。ええ塩梅でお届けします。

フォックスフェース

2006-10-02 17:41:32 | Weblog
この時期になると花屋の店先に顔を出す奇妙な花
その名は「フォックスフェース」
通称キツネ瓜。
オレンジ色の強烈なその面持ちは、誰が見てもインパクト大!
店先に置いていると、通りかかる人が皆振り返る。
花持ちもバツグンにいいので、お店のOPENのお祝いなんかに喜ばれる。
ほんま・・・目立ちます。

そんなフォックスフェースが、朝から降り続ける霧雨に濡れて
ちょっと風情を漂わせてる。
花活けなんかでよく使われるし、活けこみなんかにもよく使う。
その堂々たるした面持ちは、他の花達を黙らせる。
この時期に頂くOPEN記念のプレゼントには、必ずこれをお薦めするくらいに、インパクトを好むお客様にはピッタリ!
今日の写真は「フォックスフェース」をよりわかりやすくするために、アップでお届けしておりますが、こんな顔がよ~さん実ってます。
一目見たら忘れません。
それくらいに・・・深く深く脳裏にインパクトを残します。

インパクトと言うたら・・・今日は1日どこのテレビもラジオも、この話題で持ちきりでしょう。
普段は競馬に興味のない花師でさえ、昨晩は先輩方と一緒にテレビ観戦。

80年の歴史を誇る凱旋門。
今まで挑んでも、決して日本に凱歌を上げることなく、硬く閉ざした凱旋門。
それが初めて開くのか?
話題はオッズ1.1倍のディープインパクトに集中される。
レース10前。
NHKも異例の緊急地上は生放送!
たまにはええことやるやんNHK!

さぁ緊張の一瞬!

ゲートが開く

各馬が前足を大きく踏み出す

・・・・・

結果は皆さんご存知の通り3着。
マークしていた2頭は完全完封したものの、伏兵にやられてしまった。
80回も続く大会で、ヨーロッパ以外の馬が勝てない凱旋門。
繰り返される3着の映像。
何回観ても順位は変わらない。
負けて尚、脳裏に強烈なインパクトを残した名馬ディープインパクト。

「勝たしてやりたかった・・・」

武豊らしいコメントに、最近すっかり涙もろい花師はちょっとウルルン。
どんな想いで乗り込んだかなんて、聞くだけ野暮な事。
間違いなく誰よりも勝利を確信してたはずやのに・・・
世界の壁は果てし無く高かった。

ゲートが開いて飛び出した第1声は

「ディープインパクトよ咲き誇れ!」

勝負には負けた・・・確かに勝たなければ意味はない。
意味はないけど・・・これだけの人たちの注目を集めた事は、十分に褒め称えて然るべき。

咲き誇れディープインパクト!

フォックスフェースが化かしたかのように、一瞬にして気が抜けた昨日の夜。
夢?
・・・これが現実。
世の中やっぱり甘くない。



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