花師のここだけの話し

花師がお届けする熱い想い。気ままに気まぐれに、ぼちぼち更新。ええ塩梅でお届けします。

男泣き新庄!そして・・・井川

2006-09-28 18:06:23 | Weblog
球界のプリンスこと新庄剛志がユニフォームを脱いだ。
阪神タイガースに入団時の背番号63番をつけて、最後の野球人生にピリオドを打った。
最後の試合でその姿を、札幌ドームに押し寄せたファンの目に焼き付けた。
1日限りの背番号「63」は、プロの原点に返る必要不可欠な番号。
優勝という最高の幕で閉じたプリンスは、人目も憚らずに涙を流す。
「札幌ドームを満員にしたい」その願いは叶い、4万3473人の超満員札止め。
最後の最後に奇蹟を起こした男新庄。

「今日この日、この瞬間も 心のアルバムに刻んで これからも俺らしくいくばいっ!」

Tシャツの背中に刻まれたメッセージが震える。

「記録はイチロー君、記憶は新庄!」

メジャー挑戦で宣言した男は、公言通りに記憶に残る選手となった。
そして新庄は数々の伝説を創った。

「(日本シリーズは)できれば名古屋の人には悪いけど、甲子園でしたいかな」

そのメッセージに堪えるかのように、混戦のセ・リーグの阪神タイガースが奇蹟の連勝。
そのマウンドにエース井川の姿。
甲子園のマウンドで、この男も涙を流す。
その涙の意味は誰にもわからない・・・

甲子園と札幌

遠く離れた2つの球場で、男が涙を流す。

何時の頃からか、涙もろくなってきた。
些細な事で涙が零れる。
それが歳のせいならば、それはそれで仕方が無い。
でも・・・きっと心のどこかの場所に、今まで感じ取る事の出来なかったセンサーが、異常に働き出したのだろう。
頻繁に涙を流すと男は値打ちがないと言う。
でも・・・その涙が本物ならば、それはそれでいいのではないだろうか?

涙の意味なんてどうでもいい。

無理に止めることなく、流れるものは流せばいい。
「涙は心の汗だ」と、おれは男だ!の森田健作さんが叫んでいたが、汗だってなんだってかまわない。

「川に戻る」と書く『涙』は、どこに戻るのだろうか?
それとも川から瞳に戻ってくるのか?
どちらにしても、涙は零れ、そして流れる。
頬をつたい、それはいつしか蒸発して、空の藻屑となる。
感情も、感動も少なくなったと言われるこのご時世だ、こんな素敵な涙は大歓迎だ!

こうして書き殴ってる瞬間にも、なぜか胸が締め付けられて涙が溢れそうになって来た。
どうしたもんだろうか・・・
頭の中を何かがフラッシュバックし、オーバーラップをしては、ものすごいスピードで通り過ぎていく。
幾ら泣いても枯れない涙。

どんなに非難されても、どんなに打ちのめされても・・・
男は黙って歯を食いしばり、立ち向かって生きて行く。
ほんの一瞬、ほんの一瞬だけ・・・何かが胸を貫いた時に、涙は頬をつたうのだ。

まだまだ世の中捨てたもんじゃない!

さぁ残すはセ・リーグのペナントレース。
そしてパ・リーグのプレーオフ。

日本一を決める場所は・・・ひとつ!

運命の女神は誰に微笑むのか?

プリンスの最後の力を見せてくれ!

中日ドラゴンズ、そして落合監督の大ファンの花師からのお願いです。
大きな大きな花を咲かせてください。

そして最後に・・・一緒に泣きたい。

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