ショッキング・ブルー

今密かに青ブーム。
決して花の業界がそういうわけではないんやけど
自分の中で青ブーム。
もともと青が好き。
でも青い花はなかなか売れがよくない。
この季節には、どうしても秋色の暖色系が多くなる。
写真の薔薇は「ショッキング・ブルー」
なんともいえない、甘い香りが鼻先をかすめる。

青
どんなに深く憧れ、どんなに強く求めても青を手にすることはできない。
すくえば海は淡く濁った塩水に変わり、近づけば空はどこまでも透き通る。
人魂もまた青く燃え上がるのではなかったか。
青は遠い色。

漠としてかすむ遠景へと歩み入り、形見として持ち帰ることができるのは、
おそらく一茎のわすれなぐさだけ、だがそれをみつめて人は、
忘れてならぬものすら忘れ果てる。
おのがからだのうちにひそむ、とこしえの青ゆえに。

谷川俊太郎さんの「青」という詩である。

この詩を１度読んでから、一瞬で谷川さんの虜になり
青の素晴らしさ、言葉の深さを知った。
青・藍・蒼・あおにも色々ある。

青い薔薇をサントリーが、莫大な資金をかけて
バイオテクノロジーを規して、開発している。
でも・・・はっきりいって反対だ。
自然界で生まれる青は、とても難しいとされている。
だから人間の手によって、その神の領域に踏み込むことはどうかと首を傾げる。

今のままでええんやないか？
青やなくても、どこまでも青に近い紫でええんちゃうんかな？

皆さんは青の薔薇は見たいですか？
ぼくは永遠に見たくないです。
夢があってええやないですか。
青い薔薇を求めてるって・・・
でも実際に青い薔薇は市販されてるんですけどね・・・

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