花師のここだけの話し

花師がお届けする熱い想い。気ままに気まぐれに、ぼちぼち更新。ええ塩梅でお届けします。

妖精の星屑

2006-07-07 17:53:40 | Weblog
ポスティングのジンクスはまだまだ続いております。
ポスティングをした時は、必ずといっていいほどに何かがあります。
「チラシを見ました。」とフリーダイアル。
早速寄せ植えのご相談。
幾ら植えても枯れてしまうそうで、思い切って全換えさせて頂きました。
それが今日の画像です。
どんな小さな事でも、どんな下らないご質問でも、何なりとお聞き下さい。
「NO!」と言わない花屋ですから。

車のリコールが来てたんで、修理の為に隣町八尾へ・・・
修理に1時間ほど掛かるとの事で、積み込んでいた自転車を降ろしてちょっと散歩。
散歩っていうても、時間は無駄に使えない。
以前に書いた「懐かしのレッドダイアモンド」に登場する「H川」さんのお店に自転車を走らせた。
当然のアポなしで、サプライズを狙ってお邪魔したら、一瞬顔を見て「あ~っ!」って懐かしさが込み上げて、思わずどちらともなく熱い握手。
お互いに時間をタイムスリップさせる。
どちらもまだ世間知らずの、若造時代からのお付き合い。
ふたりの間に壁などすぐになくなり、あの頃のままに言葉を交わす。
時間もあまりない今は支店長のH川さん。
「後輩の仕事の話しなんかより、自分の商売の話し持ってこんな~」って
「相変わらず人がええな~」なんて・・・
今振り返れば、ええお付き合いをさせてもらっててんなとうれしく思う。
「携帯の番号交換しとこ!今度はちゃんと商売の話し持ってきてや!」
「こう見えても今は、ここの店長なんやから」
うれしくって涙が零れそうになる・・・
思い切ってやってきた甲斐があった。

ディズニーランドの伝説には、人を何度もリピートさす魔法があると聞く。
それは「妖精の星屑」といって、ディズニーを体感した人にしか味わえない、不思議なときめきのことだそうだ。
ディズニーを甘く見ていた若い頃、無理やりに手を引かれて彼女に連れて行かれたディズニーランドで、ぼくは知らないうちにその「妖精の星屑」を頭の先から振りかけられていた。
でも、素直に人の言葉に耳を傾ける事のできなかった当時の若輩者は、いつの間にかその星屑を払いのけていた。
その結果、数々の大切な人たちを知らず知らずのうちに傷つけ、嫌な想いをさせていたと、今になって後悔する・・・
「どんなに罵倒されても、どんなに厳しいこと言われても、その言葉に対して、自分のことを想って言ってくれてると受け止める事で、人は人に優しくできる」とつい先日耳にした。
その言葉と、「まずは楽な方法を考えるんやなく、言い方は悪いけど、利用できる人は利用しやなアカンで」とアドバイスをくれたキングTの言葉で、あの妖精の星屑が僅かに残っていたのか、とても素敵な笑顔の再会ができた。

図書館の「ご自由にお持ち帰り下さい」と、古くなった本をリサイクルするために、ワゴンの中に無料で本を頂けるコーナーがある。
そこから物色して、ぶっきら棒にある1冊の本を手渡された本は「ディズニー7つの法則」サブタイトルに~奇蹟の成功を生み出した「感動」の企業理念~。
どんな深い意味があったのか・・・その瞬間は理解できない。
ただただ興味のあるディズニーに対する本だと想っていたが、どうやら違ったらしい。
手渡されたその瞬間から、妖精の星屑がキラキラと輝き始めたのだろう。

ディズニーランド・リサイクルの本・人の言葉に素直に耳を傾けろ・アドバイス・そして再会。

すべての点が今日・・・線となった。

線となった瞬間。
己の愚かさに気が付く。

枯れたはずの涙が、勢いよく頬を流れる。

もう一度立ち帰ろう。
そしてもう一度辺りを見渡そう。
きっとそこには大切な何かが落ちているはずだ。
ディズニーにいるキャストは、散り1つ見逃さない。
気付けば誰となく身体を折り曲げてゴミを取る。
ゴミだけでなく、ゲストに対する大切な何かもサッと取るのだ。
もう見逃さない・・・
僅かに残っていた妖精の星屑がまた、キラキラ輝き出したから・・・

ぼくは花の世界のディズニーを目指す。

そんな大風呂敷を広げた事すら忘れていた。

思い出させてくれてありがとう。
いつもいつも、そっと何かを気付かせてくれるあなたへ・・・

本当にありがとう。

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