山に魅せられて

山に魅せられ数十年のシニア女子。
日本百名山達成は通過点、今日も山へまいります。
一押し記事は、雲の平、高天ヶ原。

スマホGPSを使って、扇山

2014-04-03 | 高尾・陣馬
まあるい山頂全体がを白い敷物で覆われたように、雪が積もっていました。
お日様の光を浴びて、ふわっと柔らか優しい雪でした。

山頂にいた方とご挨拶。振り向いた瞬間にズボッと腰をついてしまい、
ザックの重みで起き上がれなくてもたもた。ちょっと恥ずかしかったです(^^)。










2014年春 扇山(1138m)

●2014年3月17日
●行 程:中央本線鳥沢駅…梨の木平登山口…大久保のコル…扇山 往復
●全行動時間:6時間36分(アイゼン着脱、昼食、復路のコースアウトなど含む)

計画変更:百蔵山まで縦走し猿橋駅に降りる計画でしたが、
梨の木平から登る沢には、雪が想像以上にありまして
時間を食ってしまい、扇山の往復だけにしました。






DIY GPS

白ロムスマートホン(以下、語尾省略スマホで)を購入、
山地図アプリを入れて登山用GPSにしてみました。いわゆる、「Do It Yourself!」であります。

wifi設定をし、N社のシムカード購入。次はスマホ設定。
初めて手にするスマホは、操作も分からず試行錯誤。
なんとか最低限の設定(現在地点が分かる。歩いてきた道がわかる)は、
できたように思うので、今回は、2回目のためし歩きです。
 一回目は、失敗しましたo(*^▽^*)oエヘヘ!


試すには、自信のないルートが良いと思い、一度も登ったことのない
梨の木平から入山しました。
これまでの扇山・・百蔵山登山では、犬目BSから登って
猿橋駅に下山しています。









9:40 とりさわ駅スタート。駅前の20号線を渡り左へ。すぐ写真の道へ。
中央高速道のガード下を抜け、住宅街を標識に添って進みました。


正面の山は扇山。                  住宅街を抜けて・・
 

目的地までのルートを正しく歩いているかどうか

山の中でも、最寄駅から登山口までも、
これが一番気になることですが、

GPSは歩いたそのままを記録しているので
次の標識がなかなか出てこなくても心強いです。

ちなみにmyスマホGPSでは、
現在記録中のルートをピンク色に設定しています。

←目的地に向かっていることが分かります。


>

住宅街を抜けここにも「熊出没注意」    登山口に近づくほど雪が多くなりました
 

大月カントリ―クラブを右側に見ながら・・・梨ノ木平扇山登山口に到着。
鳥沢駅から約1時間の登りでした。
4月になれば、土・日・祝日にハイキングバスが入ります。
登りだけで下り(梨ノ木平発)はないそうですが、
とにもかくにも4月まで待てなかったhanasakuです(^^)

運行日の詳しい情報は富士急行山梨バスからどうぞ。

停留所前の階段を上って進みます・・。   トイレ(階段を上って右側)、ベンチあります。
 

しばらくは雪と土のミックス状態でしたが、次第に雪ばかり。
踏み抜き跡が融けて固まり、ぼこぼことして歩きにくいので、チェーンスパイクを付けました。
 

右下に見えていた深い沢がだんだん高くなって来て、
踏み跡が沢の中に入ってゆくではありませんか。

まずいなぁ、このルート! 沢を登ってゆくんだ。
無雪期でもそうなのかしら。スマホGPSで確認。間違いないらしい。

スマホGPSの実用化(?)に向けて、時間も気持ちも取られ、
地形を意識することを忘れていました。
そう言えばガイドブックも読んでいませんでした。

無雪期ならばいざ知らず、目の前の沢は雪がたっぷり。
雪崩れてデブリになっている(?)らしいところがたくさんあってビビります。


深い穴の底から水の流れる音がして・・、ここに落ちたら、足元が崩れたら、出られない



雪崩れてきた雪が木の後ろに大きな塊(デブリ)を作っています。

雪は固いので、今ここで崩れるれることはない
としても、こんなのがあっちにもこっちにもあって、
下から見上げると、グッと自分に迫って来るように
見えました。

沢は上に登るほど急になる。雪があったら危ない。
いやいや、既に雪崩れおちて無いかもしれない、
などと、もにゃもにゃ考え、

「今日は、やめようここまで」って、
一旦は10分ほど下ってしまったのですが、

沢の上から、小さく鈴の音がして、
どなたか下ってくる様子。
で、情報もらおうって翻って、再び登ってゆきました。



>


出会ったのは、同輩らしき二人の女性。

一組のアイゼンを、お二人で片方づつ着けています。
「登りは良かったけれど、滑りますねー。アイゼン忘れたので片方づつよ」
「このまま踏み跡を登ってゆけば大丈夫」
「稜線まで、まだあるけれど、頑張って」

「うん!(^^)、頑張るありがとう。」

って、分かれて‥‥、(〃´o`)=3 フゥと息継ぎ振り返ったら
もう、はるか下を下っています。
お互いが反対方向に歩いているのですから当たり前ですが、
思いのほか遠く離れて小さなお姿でした。

雪の斜面を見つめて登るに集中、背中側は気づかなかったけれど、
「富士山だ!!」でございました。



雪の中に分岐標識見つけ・・(ここまでくれば稜線は近いわ。)
山の神 、水呑杉は気が付かないままに、通り過ぎちゃったみたい。



大久保のコル。稜線です! 
 


山頂への道。雪がたっぷり


“o(* ̄o ̄)o”ウキウキ♪ 気持ちの良い道です。



扇山山頂

雪の照り返しに目を開けていられないほどの眩しい頂でした。
青色のテントが一張り幕営中。

後でお聞きしたのですが、男性3人のパーティーで、ただ今お昼寝の真っただ中。
山頂で美味しいお酒をいただき、テントを張ってお昼寝するのが
最高の楽しみなんですって∬´ー`∬ウフ♪



富士山がうっすら見えました。写真では見え難いですね。
さあ、何処で食事をしましょうか。雪いっぱいは楽しいけれど、
ベンチが埋まって座れるところは“(・・ *) (*  ̄ ̄)” ドコドコ。






下 山


お日様と雪のW光線は、すさまじく、名残惜しくもありましたが
これ以上、目に負担をかけてはまずいので30分で頂を後にしました。

この程度の標高でこの時期このエリアで、サングラスを持つなんて
想像もつかなかったのですが、本当に今シーズンは雪の多いこと。
戸惑いながらも大いに楽しんでいます。

ちなみに私はドライアイ。眩しさは人一倍であります。


ここは、先ほどの大久保のコル。右側の北斜面は雪が多そうです。
まっすぐ行けば百蔵山。左折して元来た登山口へ。



おっとっと・・stop stop
下りはズズズーと滑るので、慎重かつリズミカルに降りたいところですが。
直進ではなく、ここはヘアピンカーブ  下りは南側にできる穴が見えにくく危なくて 
 

左の穴は沢の底。水の流れが見えました。
踏み跡は、ここでグイッと右折。沢の端へと進み、間もなく登山道に合流しました。


登りにも歩きにくかったけれど、下りもやっぱり歩きにくいツボ足軍団。


登山口が見えてきました         登山道の左からガボッと繰り返し音がします
 

扇山は県有林。山梨県の県有林は全国2番目その訳は・・(登山口の案内から)


階段下ってBS。右へ。     今朝よりも融けています。左、大月カントリークラブ
 

ショートカットかな?
さらに下って、登りに見かけたピンクリボン。よく踏まれている様子なので、入ってみました!


荒れていたけれど踏み跡あり       出た!ガードレールに鳥沢駅→って読めます
 

この出口には、この標識が。そう、登ってくるときに見たことを思い出しました。

初めての道であり、積雪量も分からないので、
舗装路を登ってきましたが、
ここに繋がっていたのですヾ(=^▽^=)ノ。

つまり左側の標識を見ていたので、
右側のガードレールに鳥沢駅と
書いてあることに気が付かなかった
わけです。
下り5分で抜けました。どのくらいショートカットになったのかは
舗装路で計測していないので不明です。でも、山道はいいですね。

>



歩いたルートが記録されました


再び住宅街に戻ってきました。

途中の分岐から、敢えて元来た道を戻らず、
スマホGPSを使って道を探しながら
行くことにしました。

←今回、記録されたルートです。
往復したところは、ラインがかなり太めになりました

少々迷いましたが、16時18分 鳥沢駅に到着。
当たり前ですが山地図は町には弱かったです




>




登山計画書の提出箱はここにありました

何処に入れたらよいのか見つからず、提出せずにスタート。
もどってきてから鳥沢駅を撮ろうとして、みつけました。

ネットで送る方法もあることですし、ここにあったということで
遊び心で載せてみました(^^)



        ここまで、ご高覧をいただきまして、ありがとうございました。
                        何時も、長くて済みません。


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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (nakamura)
2014-04-03 23:04:10
こんばんは。

ご無沙汰を致しまして恐縮です。
いつもコメントありがとうございます。
それにしても、いつもお元気、うらやましいくらいの活動でありますね。
新しいものも使って・・・お若い!!
今度若さの秘訣をご教授願いたいものです(笑い)。
大座布団を・・・。
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まだ雪だらけ (チーママ)
2014-04-04 06:39:35
こちら急にあったかくなった頃だけど、やっぱお山は雪たっぷりですね~
富士山きれい~!
チェーンスパイク?・・・かんじきみたいですねぇ
木の根元に見える穴は怖そう~
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残雪ありますね! (tkhs)
2014-04-04 08:40:27
新しい物を使う気持ちが良いですね!スマホに躊躇しています。娘が明日来るので聞いて見ます。今は雨であだ寒いです、明日は雪の予報です低気圧が発達して荒れそうです。
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おもしろいです。 (地理佐渡..)
2014-04-05 07:39:35
おはようございます。

スマホってこういう事もできるんですね。
これは山屋さんには楽しい道具でしょう。
ガラケーではこうはいきません。
山に雪。写真の雰囲気はこちらでは
普通の風景ですが、歩くのに難儀する。
これは分かりますねぇ(笑)。

さて、もう少ししたら出勤です。


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スマホ (トラ子)
2014-04-10 01:38:25
お久しぶりです。

凄い雪ですね!!
上から女性が降りてきて、良かったですね。

スマホの素晴らしい力を、見せていただきました。
チェーンスパイクというものも、分かりました。
ありがとうございました。

また逆順に見せていただきます。
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恥ずかしながら (自然を尋ねる人)
2014-04-10 19:39:24
のコメントです。
GPSが使えるのですか。すごい。
雪解け時には雪崩が起きると聞いていますが
無事下山されて良かったです。
山頂ではお酒を飲んで昼寝もできるのですか。
やまって魅力的なんですね。
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ごめんなさい (Unknown)
2014-04-16 14:46:55
先日は大変失礼しました
とても面倒なわけのわからないことをしさせてしまいました
もうわけありませんでした。


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山は、多様なゼネレーション時代に入っています (nakamuraさま)
2014-04-20 11:43:17
nakamuraさま、こんにちは。

お褒めをいただきましてありがとうございます。
いや、最近は自分でもよく頑張っているな思うのです。

と、申しますのも、この頃の山は若者があふれていまして、
ちょっと肩身が狭いような気がすることもあるのですよ。

「山は中高年」と言われた時代は一昔前の時代になりつつあります。

若者が増えたことはとっても嬉しいのだけれど、一抹の寂しさも否定できません。
そうした中で、安全に少しでも長く登り続けたいと気合を入れています。

コメントありがとうございました。
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雪、どんどん融けています~ (チーママさま)
2014-04-20 11:57:11
私の出かけた範囲では、雪はほとんどなくなりました。
沢、北側の日陰などにわずかに残る程度です。

あんなに何回もたくさんの雪が降ったものですから
花の季節は相当遅れるのではないかと考えていたのですが、
そうではなかったのです。

ネットで咲いたのを確認し見過ごすことなく、
吉野梅郷、鉄五郎新道のイワウチワ、富士峰園地のカタクリの花を見てきました。

山の花前線は少しづつ標高をあげています。
つられて私の山旅も高くなってゆく予定です(*´∇`*)

こめんと、ありがとう。
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私は、スマホ、ガラケー2台持ち (tkhsさま)
2014-04-20 12:35:13
こんにちは~

私のスマホ導入の決め手は、
安全な登山をするためにGPSを・・が、最大の目的です。


(では、GPS専用機があればよいのではないかということになりますが
スマホにした理由は、長くなりますので今回は省かせていただこうと思います・・・)

スマホGPSの一番気になるところは、バッテリー切れです。
今のところ2日間は持つと実感していますが、
自然の環境条件で違ってきますので
極力、バッテリー消費を抑えるために、
スマホはJPS専用、これまで通り、カメラもガラケーも持参です。


スマホ導入にあたっては、月々の料金のことも考え、
自分の目的に沿って、この形にしました。


いづれにしましても、新しいことを取り入れるには
自分なりの勉強も必要で、よくやったな~って、自画自賛しています。

コメントありがとうございました。


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