山に魅せられて

山に魅せられ数十年のシニア女子。
日本百名山達成は通過点、今日も山へまいります。
一押し記事は、雲の平、高天ヶ原。

峰谷~日蔭名栗山~高丸山~鴨沢

2014-07-06 | 奥多摩

トウゴクミツバツツジですね。
若葉に、ピンク色が一際映えて美しかったです。
日蔭名栗山から高丸山に向かっていました。


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2014初夏 奥多摩石尾根
日蔭名栗山1725m・高丸山1733m




日蔭名栗山~高丸山は、雲取山とJR青梅線奥多摩駅から徒歩30分ほどの
石尾根縦走登山口までを結ぶ、長大な石尾根縦走路上の山です。

体力的にも時間的にも楽な巻道が下を並走しているので、
こちらを歩いたことはあるけれど、
頂上を踏む尾根道を歩いたことがありませんでした。

若い頃には頭に浮かぶこともなかった山人生の終わりを
少しづつ自覚する今、思い立ったら、すぐに実行したくなります。

時期的には6月中旬のヤマツツジが良いのですが、
梅雨に入るとお天気にも左右され、ますます行きにくくなりますから、
少し早かったけれど出かけました。

ヤマツツジこそまだでしたが、思いがけなく、トウゴクミツバツツジが咲いていました。
柔らかいピンク色が、若葉に映えてそれは美しいこと、とっても嬉しかったです。

ぼやーっとしたお天気でしたから、富士山は見えませんし、
近くの遠くの山(って変な表現ですが)も、はっきりいたしません。

それでも時折、出会う人と交わし交わされる言葉は
一様に、「ここは好いところですね」と。

多分それは、新緑と石尾根縦走路の広い防火帯が醸しだす景観ではないかしら。
巻道よりも大変で、高丸山の頂上直下の急登はすごかったですが好いところです。
両手を大きく広げ、空に向かって深呼吸しました。ヽ(  ´  ∇  `  )ノ ワーイ




●2014年5月31日(土)霞がかかったような
●行 程:JR青梅線奥多摩駅下車。
      駅前ロータリーから、7:55峰谷行バス乗車。
峰谷バス停(8:40スタート)・・奥集落・・登山口・・鷹ノ巣山避難小屋
・・日蔭名栗山・・高丸山・・七ツ石小屋・・鴨沢バス停着(16:26)。
16:48奥多摩行きバス乗車。


   西東京バス (バスダイヤ)

●全行動時間:7時間46分 
 
  スタート寸前、到着直後に撮る撮影時刻から計算をしています。

  下記の断面図による全行動時間は、スマホGPSの記録から導いていまして、
  スタートよりも早めに電源を入れていること、
  到着直後の電源消し忘れがございまして、わずかですが、長めになっています。



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下の図は、カシミール3Dで作成した俯瞰図です。
今回は正確な記録が取れなかったので、カシミール3Dにおいて修正しました。

 予定した時刻(16時48分発)のバスに乗り遅れまいと、
七ツ石小屋から鴨沢バス停まで、速足、駆け足で下ったものですから、
ザックの天窓に入れておいたスマホGPSも大揺れだったのでしょう、
記録のラインも大揺れでした。(;´▽`A``。




こちらは、おなじくカシミール3Dで作成した断面図。



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ここから本文





8:40峰谷BSからスタート
階段を上ってゆくグループににつられて、危うく登りそうになり、
 違う、って足が止まりました。



階段は、峰集落、赤指尾根から七ツ石山、雲取山に向かう道、
私はバスを降りてそのまま直進して奥集落にむかうのでした(苦笑)

標識拡大。日蔭名栗、高丸、鷹ノ巣山は、こちらへ。





林道から山道を通って登山口へ
奥多摩巨樹の里への標識を右に分け、林道を進み
スタートから15分ほどの、こちらのお家の手前から、奥集落を通させていただき
山道に入りました。



標識を拡大しました。



このように上がってきました。



ツルアジサイ? 樹林の中の白い花は印象的でした。


・・倒木を通り抜け・・蛇口から水の溢れるお家の脇を左回りに通らせていただき、
階段を上ると舗装された広場のような道に出ました。
道なりに先へ進むと・・見えてくるのはこの赤いリボン。


ジグザグ登って、自動車の通る道と合流しました。


さらに登って・・

登山口の手前には、道沿いに20台ほどの車が駐車していました。

登山口
前回(2011年5月15日)までは、道の左側のここからショートカットで
登っていましたが、階段が崩れて通行止めになっていましたから・・

先へ進んで、このように登りました。
ここより上に集落はなく、ここが浅間尾根の実質的な登山口です。



浅間尾根~浅間神社~鷹ノ巣避難小屋
浅間神社。一つ目の鳥居をくぐり・・


倒れそうな二つ目の鳥居を潜り抜け・・
お社の左を登り・・


気持ちの良い若葉のトンネルを行き、やがて尾根道からトラバース道になり
西に向かうようになると・・水場が現れ、ちょっと急になると避難小屋が見えてきました。


11:59鷹ノ巣山避難小屋に着きました。


避難小屋の入り口に作り付けのベンチがあります。
丁度、日蔭になっていて、涼しそうなので、ここでお昼にしました。



何時もと同じ、おにぎりとサンドイッチ、甘いスティックコーヒー。
そして、フリーズドライのトマトスープ。
トマトスープは、夏山縦走用として試食です(^^)

今夜、避難小屋にお泊りになる男性と暫し談笑。

夏山に向け、ただ今、体力増進中とか、
GPSの話から、枯葉が積もった広いスペースでは道が分かりにくいとか、
共感すること多く話題は尽きません。予定の休憩時間を過ぎてしまいそう・・



日蔭名栗山~高丸山~
12:51 急ぎ準備を整え、スタート時刻記録のための1枚を撮り
まずは、日蔭名栗山に向けてスタートしました。



防火帯の広いこと! これぞ石尾根です。
紅葉の頃にも来たいけれど、日が短くなると、
バスダイヤの少ないロングコースは、私には難しい。



標識がないけれど、ここが巳ノ戸ノオオクビレ。左は巻道。右を選んで・・



ぐんぐん登るとともに、視界が広がってきました。
フカフカと柔らかい足元には、落葉松の初々しいこと。

 


頂上はもう少し先・・振り返ると鷹ノ巣山に、大岳山に・・。


あの大きな山は三頭山。白い色をした仏舎利塔。他は、ぼやけて同定できません。


そうして10分後、




日蔭名栗山山頂
正面に見えるのは、奥秩父縦走路の三ッ山~北天のタルあたり?




頂上標識
登山道が広がっている場所では、標識を見落とす恐れがありますが、

さっき、すれ違った登山者さんから「標識は、こちら側にありましたよ。
下に転がっていましたが」って、教えていただきましたので、直ぐに確認できました。
ちゃんと掛けてあったのは、先ほどの登山者さんが直してくださったのでしょう


防火帯を挟んだ右側にも、素敵な標識が木に取り付けてありました。
両方とも、手作りです、何方が設置してくださったのでしょう。
直接、お礼を言うことはできませんが、ありがたいですね。
 


日蔭名栗を下り、高丸山へ


ここから富士山を見たいな。眺めのいい季節は日が短いし・・((+_+))


倒木がありました。
ここは何のこともなく、根っこの方から跨ぎましたが、
この先の倒木は、一瞬たじろぎ、(木の)てっぺんの方から大回り。
今シーズンは、倒木が道を塞いでいるところに、しばしば出くわします。
あの大雪でダメージを受けたのでしょうか。


トウゴクミツバツツジに、見とれていたら、左下を行く登山者さんが
見えました。いつの間にか、まき道と尾根道が近寄っていました。




高丸山山頂
ここで巻道と最接近。



それほど急坂でもないと登り始めたら、上へ行くほどに斜度をまし
脹脛が頑張っています。



直下では、思わず前に手が出て、四這いになりそうになりました。

登山靴の両足先を、前づめアイゼンのように差し込んで、
体を固定して撮りましたが、それほど急登に見えませんね
写真、私には難しいです。


傾斜に気を取られていましたが、わずか12分の登りでした。
振り返っても、急坂すぎて坂の下が見えません。



この道は下りたくないな~。
雪や氷で覆われていたら、絶対に、まき道を行きます(苦笑)

山頂標識に’99.7 と、書いてありますが、日蔭名栗山の標識にも書いてありました。
きっと、同じ方が設置してくださったのですね
山頂標識                      あの山は千本ツツジ
 


高丸山を下り・・



次の千本ツツジ~七ツ石山は、まき道に入りました。
鴨沢BS 16:48発奥多摩駅行きに乗りたいので。予定通りであります(^^)

                            まき道も雰囲気のいいこと
 


そうして、まき道を進んで行きまして、この(赤指尾根への)分岐を確認しました。
右側に千本ツツジからの道を、左側に峰谷方面(赤指尾根)への道を合わせ、
七ツ石山、雲取山方面へと直進し・・


このようなトラバース道にでました。



慎重に足を運びつつも、時々、景色をチラ見。
通り過ぎるにはもったいなくて、足を止め、撮りました
これから降る登り尾根に、心ひかれます。



~七ツ石小屋~鴨沢バス停
七ツ石山、雲取山への道を右に分け・・

桟橋を渡り                七ツ石小屋上分岐から急坂を下り
 


水場を過ぎ、14:56七ツ石小屋につきました。



小腹がすいて、鴨沢までもちそうにありませんから、ゼリードリンクでエネルギー補給、
もろもろ、テキパキ済ませ、10分後、出発しました。

 


倒れても、みずみずしい葉っぱ、命をつないでいます。



速足、時々走って
登山口に16:09  林道からまた山道に入り、再び舗装路に出て、バス停到着16:26
 



間に合いましたが、反省もしています。
飛ばす事は、私にとっては危険なことと分かっているのですが、

それでも飛ばしてしまうのは、土・日曜日の奥多摩駅行きは、
16時48分の次は、18時38分(最終バス)だから


今シーズン、4回、鴨沢に下山しましたが、毎度反省しつつ
最終バスを1時間50分弱待つのはしんどく、少し急げば間に合いそうなので、
ついつい急いでしまいます A アセアセ・・・ (〃´o`)=3 フゥ




。*:・゜*:・゜。*:・゜。*:・゜。*


タバスキー(丹波好き)、また、おじゃまさせていただきま~す。


拡大タバスキー





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1ヶ月前に行って来ましたということで・・・・・・


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
バスの便がある! (tkhs)
2014-07-11 09:13:23
丁寧なご案内を有り難う。行った事の無い山です。楽しく拝見させていただきました。
返信する
鴨沢ルートは・・。タバスキー。 (tkhsさま)
2014-07-11 19:18:08
こんにちは~

鴨沢は雲取山への一般ルートの登山口なのです。
5月になってから、雲取山を2度、日帰り往復しまして
その他に、七ツ石山に1度行きましたので、都合、
今シーズンは4回、利用しています。

ここは、東京の一番端っこと言いますか、
山梨県なんですよ。
山梨県側に入ると丹波、小菅・・などの名前があるのですが

ある時、バスが空いていまして、運転手さんが
タバスキーって名前はどうしてか分かりますかって
話しかけてくださいました。

あてずっぽうで、丹波(たば)大好き ? と答えましたら
大当たりですって(大笑)

タバスキーに挨拶するようになったのは、それがきっかけです って、
ちょっと話がずれてしまいましたが。

日蔭名栗、高丸山は雲取山ほど人が入らないので、
ある程度、体力的に自信を持てるようになってからと温めていました。

5月は山に6回出かけました、なかなか更新できないブログですが
心に残った山は、力瘤が入りすぎちゃって、
未熟な私自身が考えたところ、足が止まったところを
書いてしまい、長くなってしまいます。


最後まで、読んでいただいて本当に
ありがとうございました。
返信する
Unknown (自然を尋ねる人)
2014-07-14 19:41:25
遠くても拡大して見るとなんて可愛いタバスキー
倒れてもみずみずしい木があるようですね。
我が家にも枝が折れているのに実がなっている桃の木があります。
他の枝のものより小ぶりでしかも売れていません。
この木も今年限りかなー!
返信する
おひさしぶりです (おみや)
2014-07-16 10:28:02
こんにちわ
あの時は本当に申し訳ありませんでした。
折角お友達になっていただき、本当にごめんなさい。パソコンが解らなくて焦ってしまいました。

今後もコメントの交換だけはしてもよいでしぃうか。本当に申し訳ありませんでした。
返信する
とてもきれいです!! (トラ子)
2014-07-17 00:42:38
柔らかい日差しに、緑がとても気持ちいいです。
トウゴクミツバツツジも、きれいですね。

高丸山への急登、凄いです。
写真から、分かります。

タバスキー、かわいいです。
知りませんでした。
返信する
感じる命 (自然を尋ねる人さま)
2014-07-18 22:39:17
小ぶりでも熟れていなくとも、精いっぱい生きている命を感じます。
人も、自然もおんなじですね。
庭の木、何とか元気になって欲しいものです。

拡大してみたら、一層可愛いタバスキーでした!(^^)!
返信する
その後・・ (おみやさま)
2014-07-18 23:12:29
ブログを更新できるようになって、良かったですね。

少し間が空いてしまうと、簡単にできていたことを
忘れてしまうことは、私も、ありまして、
思いもせぬ時間がかかってしまいます。

この頃は、gpsの記録をパソコンに取り込む方法を、
すぐに忘れてしまいまして、度々、ネット検索で助けていただいています。
頻繁に更新すれば忘れないのですけどね(〃'∇'〃)ゝエヘヘ

ブログを初めて、もう10年近くになりますね。
末永い交流を、お願いいたします。
返信する
いつも、ありがとう (トラ子さま)
2014-07-18 23:26:20
一方通行なのに、毎回、コメントを残していただいて
ありがとうございます。

わたしなら、きっとできないわ。
トラ子さんは、すごい方だなと深く思います。

地図に雲取山と奥多摩駅を入れたら、
日陰名栗山、高丸山の位置が、もっとはっきりしましたね。
石尾根縦走路も分かりやすくすべきでした。
お話してヒントをいただきましたよ。、
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