純な心のBLOG

毎日の中で思ったことや起こった出来事を綴る。

横断歩道を渡る犬

2005-07-21 22:49:40 | ライフスタイル
昨日の帰り道、のろのろ運転の中、橋に差し掛かった時のこと。
薄茶色のゴールデンレトリーバー2頭が川沿いの道を車道に向かって歩いて来るのが見えた。
ちょうど信号のない横断歩道の前で止まった私はその2頭がこちらに来るのがよく見えた。
2頭はつかず離れず寄り添いながら歩いていた。リードは付いていなかった。
飼い主は後から来ているのかと思っていたから、横断歩道に差し掛かった時、渡らずに待つ
のかと思いきや、そのまま2頭は渡って行った。
幸い反対車線も渋滞で止まっていたから無事に横切ることができ、そのまままた川添いの道を
2頭揃って歩いて行った。
なんとも不思議な光景だった。唖然としてしまった。
2頭は首輪もしていなかったし、飼い主らしき人はいなかったので、もしかしたら捨てられて
しまったのかもしれない。
1頭はまだ割と毛並みもきれいだったけど、もう1頭は毛並みもくたびれ、老犬といった感じ
だった。
のんびりと歩いていくその2頭を、初めは驚きと愛らしさで見ていたけど、渡り過ぎ去って行く
姿を見ていたらなんだか淋しくなってしまった。
今頃、あの2頭はどこで何をしているのだろう。2頭共元気でいるのか気になります。
もと飼い主の人はそういう心配はなく平然と生活しているのだろうか。
流行りだからとか興味本位で動物を飼い始め、世話しきれなくなってしまったからといって
離してしまうなんて、なんとも理不尽な話。
そんな自分の満足のためだけ、最後まで責任持って飼えない人は残念ながらペットを持つ資格は
ないと思う。