憲法記念日に思ふ…事。

今日は、憲法記念日らしい…で、其れ何ですか？
そう、今の現行の『日本国憲法』が施行された日ですよ。
ハイハイ。
物凄～い短期間で…作成されて、日本語に翻訳されて…で、言葉遣いがおかしな処があるんだよね…。
で…明治節に公布されて、其の半年後に施行ですよ。
其れでお祝いですか…御目出度い民族ですよ。
ドンドンひゃらら～ドンひゃらら～♪

でもね…表向きは、大日本帝國憲法の改正って手続きを踏んでいますが…ねぇ。
昭和20年8月15日にポツダム宣言を受諾して、我が帝國は連合国側に無条件降伏致しました。
で…其の翌年の11月3日の明治節に帝國憲法改正の公布があって…其の翌年の5月3日が施行です…。
ホンマ、二年も経っていない改正期間ですね…。

で…其れから五年後の昭和26年9月にサンフランシスコ講和条約の署名が為されて…翌年の4月28日に我が国でも昭和天皇の御名御璽を以って公布された。
すなわち、此の日を以って…
日本国は占領下から解放されて、晴れて独立国家となったのです。

すなわち…日本国憲法は占領時に施行された連合国による占領憲法である。
大日本帝國憲法の改正と言った体裁を繕ってはいるが、実質は連合国によって強制的に改正された占領憲法であったのだよ…しかし。
だから…国民の自由やら権利とか、以前に制限されていた国民に対する事項が加えられてが…国家としての権利と言うか、国と言うモノに対する気構えが無い憲法になっているのだ…。
まぁ…占領下の日本国の憲法ですもの…国家感を如何の斯うの言う術もありませんよ。

で…アメリカは、日本が独立したら、遅かれ早かれ…早晩には憲法を改正するだろうと踏んでいただろうし、其れがまた独立国として当たり前のことだったのだが…はや、60年以上経っています。
吉田茂は…憲法改正によって国家の威信、再軍備を否定して、経済成長に重きを置いたのだ…。
まぁ…後で其れを悔やんでいたとも聞くが…栓無きことですよ。

そんな占領憲法を祝う国民の祝日って…？
占領下から独立した記念日を祝うこと無く、未だに、占領憲法を有難がっているって…何をかいわんや。

アメリカ追随反対と息巻くのに…アメリカに押しつけられた占領憲法を護り抜く気構えの素晴らしい人は…信用ならん。