花餅屋廼徒然書附帖

歌舞伎の世界に魅入られた男の、余りにも刺激的でグダグダ過ぎる日々…

頑張れっ!お弟子さんっ!!

2007年11月20日 23時02分14秒 | 徒然なる日々…
朝は、毎度の如く『痛快!エブリデイ』を観ながら…ゴソゴソと。
今日は朝から、店の事務所の壁に大きな網を(違)を取り付けていました。
網と言うか…格子状になった四角い網です…>ヲイ!まんまやんけ(汗)
其処に色々とぶら下げるのにいいだろう♪と…思って、取り付けていました。
ばっちし空いたスペースに収まりました♪…別に何にも測って買って来ていないのに…私としては、珍しいことです。ホンマ。
で、其れが終わって、毎度の如く遅い朝ごはんです。
テレビを点ける…エブリデイも始まっていて、番組の中盤に差し掛かって来たところ…。
関ジャニ∞の丸ちゃんが火曜日のレギュラーです。
で、丸ちゃんのコーナーで…『ただいま修行中』が始まった辺りでした。
毎回、丸ちゃんがその道の達人の場所にて修行をしている若者と交流すると言ったコーナーです。
で、ついでに頑張っている修行中の若者を丸ちゃんがカメラに収めてくると言った趣向もあります…。
で…今回は、舞台は国立文楽劇場…。
今年の春に文楽の研修養成所を卒業して、新たに師匠の許に弟子入りした三人の若者にスポットが当てられました。
まだまだ舞台に立つことのできない彼等ですが…其の一生懸命に修行に勤しんでいる姿が、かっこいいです!
お一人は、文楽三味線に弟子入りされた方…一番年上でした…24歳です。
正直言って、実際に此の歳から三味線を生業にする仕事を…難しいのでは?と思ってしまいます。
そう言った環境の中にいたのならば…始めたのが今少し早ければ…とか思ってみたりもしますが、しかし彼の真摯に懸命に修業をしている姿を見れば、そんな思いは吹っ飛んでしまいます。
………。
ましてや、太棹…バチも大きいです。
あまり考えたこと無かったのですが…三味線の師匠が丸ちゃんにバチを持たしてみると…重たい(汗)
何度も何度も練習です。
バチを持ち手の親指の内側には肉刺が…しかし、潰れてはダメ…勿論潰してもダメ。
なかなか師匠のようにスピーディにバチ捌きが上手くいきません…しかし、彼は一日何度も、何時間もひたすらに太棹の練習に…ただ好きなだけでは済まないものです。
お客様に見せれる…聴いてもらえる…情景が浮かぶような…音色を大夫さんと息の合った舞台を作り出すには…大変なものなのですね…。
後の二人は、18歳と19歳の若者です…二人とも人形遣いの修行に取り組んでいます。
二人ともに文楽の人形にあこがれて…幼い頃からの夢を叶えるために此の世界に入って来た…スゴイ根性ですよ…私から見れば…。
幾ら好きでも、歌舞伎役者の世界には入ることができませんでした…>ヲイ!
無責任に、君は向いているよ♪と言った奴もいましたが…過去に
人形遣いは、足から入ります…。
足を10年はやらないと一人前…次の左手を遣うにはナカナカ進むことができない…其れだけ基本中の基本…。
実際見ているよりも、思ったよりも難しいのですね。
主遣いの方に合わせて足を動かさないといけない…。
と言って、主遣いの方ばっかり見ていて、舞台に気が行かないとダメだ。
足に気を取られて腰が引いてしまっては、元もこうもない。
難しいものだ…。
足は足でも、女の人形には足が無い。
此れは私も知っていたが…しかし、歩きますね…じゃぁ、どう言った風にしているのか?
お人形の着物の裾を捲って見せてくれました…。
着物の裾を持って、足があるように見せるのですね…摺り足を表現する。
じゃぁ、跪いたり座ったり…どう言う風にするのか?
足は無いですよ…足先だけ無いのではなくて、完全に足は付いていない…。
じゃぁ…?
師匠が跪いてっ!と言うと、お弟子さん、お人形を跪かせました…。
さて、丸ちゃん????って顔。
着物の裾を捲ってみると…そこにはお弟子さんの二の腕と肘で、旨いことお人形が跪いているように表現できているのです。
いや、勉強です…。
さて、最後に…指導役の師匠(誰だったのか確認できていない)が丸ちゃんに見せたいものがあると…言って文楽劇場の楽屋をずずっと進んでいく…。
後を付いて行く丸ちゃん…。
連れて行かれたところには、ズラ~と一同に並べられた人形の数々。
主役クラスの人形は遣う、主遣いの方の楽屋に置かれているらしいのですが、其れ以外の人形は、此の場に一堂に会して置かれているのです。
今回の公演に使われる人形全てが所狭しと此の楽屋口の一角に並べられている光景は圧巻ですよ…。
此処で、いろんな話題になっていたのですが…店のチャイムが…
ピンポ~ン♪
お客さんだよ…店に出ましたので…其れ以降はわからない。
丸ちゃんが、どんな写真を撮ったのか…見ていない…。
お客さんが帰って…戻ったら、もうコーナーは終わっていて、次のお天気のコーナーに(涙)
あぁ…まぁ、でも今まで文楽で見ることのできなかった場面も見れて…また初心者でもわかりやすく…普通の文楽紹介ではない、面白いものを見れた良かったです。
…。
あのお三人さん、何時か舞台に立てる日を心待ち致します。
ほんま、スゴイものですよね…修行と口では簡単に言えますが、彼らの頑張りに…私も頑張りましょう…。はぁ。


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