この夏、前山忠氏の「石視界」展を開催しました。
前山氏は、大地の芸術祭等で活躍している地元の作家です。
http://shimotori.hp.infoseek.co.jp/maeyama-w.htm
今回は、石のひとつひとつが持つ一番特徴的な部分を選択し、
他を深い黒色で覆うという作品です。
また、石と鏡が組み合わされ、異なった空間が生まれた作品や、
キャンバスと石を組み合わせた、平面的的な作品など多数ありました。
多視点から、石というものの本質へと迫った展示会です。
普段何気なく眺めている石という存在を、新たな視点で捉え直すよい機会でした。
骨董で扱う石とは、また違ったアプローチで、
石という存在に向き合おうといているように感じます。
いろんな作家の方々の展示会をしていると、
自分の視野が拡がり、様々な問いを自分の中に見出すことができるのは、
嬉しいことです。
(武久)
https://hanajizou.com/