花地蔵つれづれ日記

古美術、芸術全般、日々気になること。

山法師と黒蠟梅

2010-06-28 13:38:48 | アート 文化 古美術

Yamahousi100626

桃色の山法師をいただき、紫の都わすれとともに、李朝の白磁つぼに生けてみました(上図)。山法師はふつう、白色ですが、桃色の花は珍しいと、幾人かのお客様に喜んでいただきました。

山法師も、都わすれも、大好きな花です。都わすれは、都を遠く離れた貴族が、都を懐かしんでつけられた名と、いつか聞いたことがあります。可憐ながらも気品ある花です。

漆桶に黒蠟梅の枝をさしてみました(下図)。黒蠟梅はお茶の花として、珍重されるもので、堅い蕾はやがて小さなユリに似た黒い花弁をつけました。美しい緑の葉に隠れるように咲く花は、まさに、わび、さびの世界にぴったりです。

時代を経た漆桶に、寄り添うようにしながらも、存在感を感じさせる不思議な魅力をもっています。日本ならではの、美の世界ですね。 

(礼子)

Kuroroubaitourusioke100626

https://hanajizou.com/

ふたりの展示会

2010-06-14 14:10:01 | アート 文化 古美術

Mokunen1004205_2

Mokunen1004201

Mokunen1004202

Mokunen1004203

Mokunen1004204

今年前半にふたりの作家の展示会をしました。

一人は、4月のお花見の頃に展示会をした内山木年氏です。

彼に最初に会ったのは高田公園で、

その時の姿は日傘に袴、大正ロマンをほうふつさせるいでたちでした。

絵を描いている様子なので興味を持ち話しかけてみると、

同じ大学の出身だということもわかり、それから親しく付き合うようになりました。

ふたり目は高校時代の科の担任だった舟見倹二先生です。

先生には、高校生時代デザインの関することでいろいろと教えて頂きました。

こうして親しい人たちとの交流の中で仕事をしていけるのは楽しいことです。

Funami1006105_2

Funami1006101

Funami1006102

Funami1006103

Funami1006104

https://hanajizou.com/