花地蔵つれづれ日記

古美術、芸術全般、日々気になること。

茶席の花

2010-02-23 17:57:43 | アート 文化 古美術

Tubakitosueki

先日、お茶のお稽古に伺いました。

先生のお宅は町の郊外にあり、四季折々の花がいつも私たちを迎えてくれます。

その花々は先生が愛情込めて,育てられているものばかりで、

何か特別美しいような気が前からしていました。

床の間には、須恵器に白い詫びすけの花が活けられ、

枯れた味わいの敷板が敷かれていました(上図)。

また次の日には、備前焼きの器に、

紅白の椿と、きささげという変わった枝が活けられていました。

きささげは、たくさんの種をもち、しばらくすると、白い傘をもった種がはじけ飛びます。

生け花の先生ならではの素敵な生け方に、思わず見入ってしまいました(下図)。

丹精込めた花を好きな器に飾り、茶席で楽しむ先生の暮らしに憧れます。

しかし、植物に対する愛情と大変な 努力なくては、ありえない世界です。

美しいものを得る道は、まずそれを強く求める心から、始まるのではないでしょうか。

(礼子)

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