季節の中

季節を感じるお話とフォト~ゆたりと流れる日時計の時

映画 小三治 ~魅力のある人

2009年08月20日 | 一休み

映画 小三治 http://cinema-kosanji.com/を見ました。いわゆる単館系映画館での上映であります。土曜日午前は「扉をたたく人」そして午後は、「小三治」を見ました。流石に人気の高い小三治さんの映画に、40代以上のおじさん、おばさん50人くらい、並んで待っていました。(すごいのひとことです。)


「小三治」写真  http://www.mmjp.or.jp/pole2/kosanji.html さて、映画については・・・・・


映画の中では、案外言葉そのものは覚えていないものです。こんな意味合いのことを言っていたような気がします。


(名前を変えることは考えませんでしたか?)
考えなかった。最初に名前をつけるときに、本人のことを考えて一番相応しい名前をつけているから。
(三三さんってかっこいい名前ですものね)
かっこいいと思う? それはね、この人がそれだけのことをしてきたからじゃないでしょうか。この先、この名前がどうなるのか、本人の働き次第。


 


弟子が真打ちになったとき、おれが教えたことと言えば、
三三が前座のとき、とにかく大きな声で演れと教えた。この人は入って来たとき、まったく落語を演ったことがなくて、高座でも小さな声しか出せなかったので。一年くらいして、ようやく声が出るようになってきたので、「もう大声はいい」と。私は弟子に稽古をつけない。「とにかく落語らしく演れ」と。落語らしくって言われてもね~ 何が落語なのかは自分で考えるしかない。


 本人が歌を習っている先生に言われたこと、何時も弟子に話していることを言われちゃいました。毎日声の調子や出来不出来は毎日変わります。不出来だと言ってやめるのでなく、それなりにやるのがいいんですよ。素直に聞くこと、どんなものにもあい通じる。


後半、氏は入船亭扇橋(いりふねていせんきょう)との友情と、扇橋が得意としていて小三治が長年避けてきた演目である「鰍沢」を高座にかける決意をします。どう「鰍沢」に向かい、どう演じたかは、映画でお楽しみ


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