英亭*B Edition*

映画・舞台・TV・漫画など趣味全開で独断と偏見で、書き綴り……ます。

上海家族@シネマポイント

2004-11-23 18:30:01 | 映画感想2004劇場
女性が観ればどう思うか分かりませんが、男性、少なくとも私は母娘の行動に終始苛つきながら観ていました。映画としての作りはそれ程悪いとは思いませんが、結局最後はそうなるんかい!初めからそうせい!てな感じで些か気分よく観る事が出来ませんでした・・・。(評価:★★・・)

作品:上海家族(ヴィスタ/96分)
劇場:長野シネマポイント (80席) 座席位置:前5列左側中1
日時:2004年11月23日(火)18:30 観客:2人
予告:僕の彼女を紹介します(v)/誰にでも秘密がある(v)/ターミナル(v)
(前売り券¥1,000/プログラム¥700)

上田マルチメディアセンターで自主制作映画を観終わった1時間半後、
長野のシネマポイント(イトーヨーカドー内)での上映でしたので、
間に合うか不安でしたが、えびす講での混雑ルートを回避して
花火を観ながらギリギリセーフで間に合いました。
この劇場は会員料金の¥1,000で観られるのですが、前売り券も¥1,000で
IYの向かいのアベレコードに売っているので、半券の絵柄を無事getしての鑑賞です。

役者は皆良いんですよ、主役である母娘は特に。
ま、個人的にお母さんはとても良かったのですが(終盤になるまでの性格を除いてね)。
こんな良い奥さんを差し置いて浮気をする旦那も最低な訳ですが、
後先考えずに行動するお母さんは如何なものかと。
これが現代中国の“家族の肖像”と言うのであれば、納得しなくては行けないのでしょうが、
登場人物(主に母、いや、やっぱ皆か)の行動っぷりには疑問を抱かざるを得ません。
冒頭に書いた通り、何でそうするかな、と終始苛つきながら観てしまう事になりました。
実際、人物描写がきちんと出来ていたかと言うと、描ききれてはいなかったでしょうね。
あっさり描いているのか、説明・描写不足な感は否めませんが、
全体の流れとしてはまとまってはいたかと思います。
母娘(&祖母)の成長と言いましょうか、ようやく気付いてくれましたか!と言う物語。
結局最後はそうなるんなら、今まで見せられていたものは何だったのだろうか?と、
疑問を抱かざるを得ません。邦題は「上海家族」ですが、この内容なら「Shanghai Women」
の方がしっくりしますね。ラストと母娘に免じて評価は若干甘めかな。

映画賞
●フランス・ナント国際映画祭/最優秀主演女優賞(チョウ・ウェンチン)受賞
●2003年トリノ国際女性映画祭
最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀助演女優賞(チェン・チェンヤオ)受賞

リンク
上海家族(eigafan.comのページ)
東宝東和(eigafan.com)(配給)
上海家族@映画生活

邦題:上海家族 (配給:東宝東和)(IMDb
原題:假装没感覚
英題:Shanghai Women
監督・脚本:彭小蓮(ポン・シャオレン) 脚本:徐敏霞(シュー・ミンシャ) 制作総指揮:許朋楽(シュイ・パンルア)
出演:周文倩(チョウ・ウェンチン)、呂麗萍(リュイ・リーピン)、鄭振瑤(チェン・チェンヤオ)、劉家木貞(リュー・ジャーチェン)、孫海英(ソン・ハイイン)、etc
字幕:古田由紀子/翻訳協力:仲偉江+森川和代

[ 中国 2002/Color/96min/35mm/1:1.85/SR/mandarin/上海映画製作所 制作 ]

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