英亭*B Edition*

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珈琲時光@MOVIX伊勢崎Screen 6

2004-11-13 10:00:50 | 映画感想2004劇場
一青窈さんは映画初出演との事ですが、自然な感じの演技がとても良かったです。話は淡々と進むのですが、登場人物の心情・感情が伝わってきてとても心地よい作品でした。(評価:★★★☆)

作品:珈琲時光(ヴィスタ/108分)
劇場:MOVIX伊勢崎 Screen 6 (135(1)席) 座席位置:F-11
日時:2004年11月13日(土)10:00 観客:8人
MOVIX案内映像後
予告:インストール(v)/誰にでも秘密がある(v)/僕の彼女を紹介します(v)
(ポイント鑑賞-60P¥0/プログラム¥800)

世界中の映画人から敬愛される名匠・小津安二郎。
「珈琲時光」はその生誕100年を記念して、侯孝賢監督がオマージュを捧げる作品です。
実は小津安二郎作品は殆ど観た事がありません。こんな事では映画ファンとは言えませんな。
この「珈琲時光」も劇場で観られるか微妙なところでしたが、
思い切って伊勢崎まで観に来て良かったです。

とりわけ物語、展開的に劇的なものはありませんが、そこが良いのです。
誰にでもあるような、主人公・陽子(as一青窈)の日常の一遍を描いた作品です。
その中で、ライターの仕事として、音楽家の江文也(コウ・ブンヤ)の足跡を辿るというのが、
一つの流れになっており、陽子の身に起こっているちょっとした?事がドラマになっているんですよね。
陽子と父・母、親友の思いが画面からひしひしと伝わってきます。
そして、何よりも東京の下町な風景や、御茶ノ水の辺でしたっけ?いくつもの線路があり
電車が交錯している様、肇(as浅野忠信)の趣味で録音している電車や街の原音、臨場感があり
これが非常に心地よく落ち着いて観れました。
浅野忠信はこういう作品・役柄の方が一段と魅力があるな、と思いますね。

本当に観れて良かったと思える作品でしたね。

リンク
珈琲時光(公式サイト)
松竹(配給)
MOVIX(鑑賞劇場:MOVIX伊勢崎)
珈琲時光@映画生活

邦題:珈琲時光 (配給:松竹)(IMDb
仏題?:CAFE LUMIERE
監督:侯孝賢(ホウ・シャオシェン) 出演:一青窈、浅野忠信、萩原聖人、余貴美子、小林稔侍、etc
主題歌:一青窈「一思案」 作詞:一青窈 作曲:井上陽水 (コロムビアミュージックエンタテインメント)

[ 日本 2003/Color/108min/35mm/1:1.85/SRD/Japanese/(c)2003 松竹|朝日新聞社|住友商事|衛星劇場|IMAGICA ]

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