ブログhitorigoto

ガーガー,グーグー,ひとりごと。

Aさんの成長

2013-07-14 09:00:52 | 国語
♪真っ白な通信簿を
 ながめては書きもせず
 かと言って触れもせず…


もとウタは「白い一日」(詩:小椋圭 曲:井上陽水)で
僕が初めて買ったLP「氷の世界/井上陽水」に収められていた名曲。

そういうわけでこの3連休は通信簿作成の3日間だった。
3連休前は真っ白だった通信簿がようやく完成間近。



ここでAさんの成長ぶりについて是非紹介したい。
Aさんは昨年も担任した持ち上がり組の一人。
(「あの子がテストで満点とった」の「あの子」ではありません)

Aさんは国語が嫌いで漢字の書き取りも苦手だった。

漢字の小テストを4~5日に1度のペースでしていて,年間に30回以上やっている。
Aさんが5年生1年間で100点をとったのはたったの1度きりだった。
ほとんどが50点以下だった。

それが6年になって今まで行った全11回の小テストで全て100点。
抜き打ちでした大きな漢字テストでも80点以上をとった。
正しく別人。

なぜこうも変化したのか,
是非,このことを検証して一般化したい。


【考えられる要因】


4月1回目の漢字テストで「今年は」という気持ちでがんばった結果,100点だった。
その時の喜びと「やればできる」という自信が継続している。
さらに連続100点記録がよいプレッシャーになっているのかも。



2年続けて
同じ教材(漢字スキル)
同じ指導法(指書き→なぞり書き→写し書き→テスト書き)
同じシステム(授業開始と同時に漢字スキル。1,2日目新出漢字の練習→3日目テストの練習→4日目テスト)
同じ指導者
で指導を続けてきたのでそれがようやく染みいってきたのかも。

 

今年になって家庭教師をつけたらしい。
学習に対する取り組みが全般的にまじめになった。
その好影響のひとつとして漢字テストがあるのかも。



テストの度に毎回僕が驚いて褒めている
実際,本当に驚いている。
家族も褒めてくれているのかも知れない。
これは個人懇談で確認したい。



同じように満点をとる友達と得点を競い合ったり,一緒に問題を出し合ったりしている。
クラス替えによる友人関係の変化も関係しているのかも。


このような変化がさらに拡がればいいなあ,
と願いつつ通信簿の残りを仕上げよう。


 

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2 コメント

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最大の要因は・・・ (いもりちゃん)
2013-07-15 17:16:07
最大の要因は,ひとりごとさんが持ち上がっていることでしょう!

本人をやる気にさせる,Aさんとのかかわり方と授業,その2つがAさんを変えたのではないでしょうか。
うれしいご報告ありがとうございました!
逆に… (ひとりごと)
2013-07-16 07:06:18
逆に僕だから2年もかかっているとも言えるかもしれません。
力のある先生なら
2学期ぐらいからこんな状況にできているかも。

実際は担任が変わる場合がほとんどですから,
誰が指導しても同じ指導ができるような
学校としてのチーム力が大切になりますよね。

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