別館 はまぐりだいあり~

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厚労省職員の、著しく相当性を欠く要求。

2006年07月26日 | 社会・事件
え ?

「ひげ抜いて」とセクハラ 厚労省職員と国に賠償命令
(Yahoo!ニュース-共同通信)
「ひげ抜いて」女性職員にセクハラ 厚労省職員と国に賠償命令
(産経新聞)

訳の分からない要求をする人もいたものです。

セクハラは性犯罪である、と主張している私からすると、
ちょっとセクハラと呼ぶには違和感があるのですが…
パワハラではあっても、ここに書いてあることだけからだと、
"性的" と断言しかねると言うか……

ただ、「別のセクハラ行為」という記述もありますし、
慢性的…かどうかは分かりかねますが、セクハラも確かに
存在した模様。


これも、認識不足ということでしょうか。
う~ん、「ひげ抜いて」はセクハラなのですね ?

でも、さすがに "性犯罪" では言い過ぎになるような行為ですし、
個人的なセクハラの捉え方を改めるべきなのでしょうか……


以下、記事全文コピー。

共同通信より
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 厚生労働省の出先機関で臨時職員として働いていた神奈川県相模原市の
30代の女性が、職場で男性職員にひげを抜くよう強いられるセクハラを
受けたなどとして、男性職員と国に計500万円の損害賠償を求めた訴訟の
判決で、東京地裁は26日、セクハラ行為があったと認定し計55万円の
支払いを命じた。
 片野正樹裁判官は「要求自体が著しく相当性を欠くばかりでなく、原告が
明確に拒否しているのに要求を続けたのは、道義的非難を超えた違法な
行為だ」と判断。国の使用者責任も認めた。
 判決によると、女性は東京都練馬区にある厚労省職業安定局の出先機関に
勤務していた2004年11月ごろ、男性職員に「伸びているひげを抜いて
ほしい」と重ねて要求され「自分で切ればいい」と拒否したが、抜くことを
強いられた。
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産経新聞より
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 厚生労働省の出先機関で臨時職員として働いていた神奈川県相模原市の
30代の女性が、職場で男性職員にひげを抜くよう強いられるセクハラを
受けたなどとして、男性職員と国に計500万円の損害賠償を求めた訴訟の
判決で、東京地裁は26日、セクハラ行為があったと認定し計55万円の
支払いを命じた。

 片野正樹裁判官は「要求自体が著しく相当性を欠くばかりでなく、
原告が明確に拒否しているのに要求を続けたのは、道義的非難を超えた
違法な行為だ」と判断。国の使用者責任も認めた。

 判決によると、女性は東京都練馬区にある厚労省職業安定局の出先機関に
勤務していた平成16年11月ごろ、男性職員に「伸びているひげを抜いて
ほしい」と重ねて要求され「自分で切ればいい」と拒否したが、抜くことを
強いられた。

 また男性職員は同年10月上旬、休暇取得を非難されたと感じて女性を
応接室に呼び出し「不満があれば自分に直接言えばいい。悪口まがいの
ことを触れ回られたら信用が失われる」などと20分近く大声で怒鳴り続けた。

 男性職員は、原告の女性に対する別のセクハラ行為で、職業安定局長から
厳重注意とされた。

 同局は「使用者責任が認められたのは国にとって厳しい判断だ。内容を
精査し、今後の対応を決めたい」としている。
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