別館 はまぐりだいあり~

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琉大教授、遅刻者から罰金徴収。。。

2006年07月10日 | 教育・子ども
脅しとか、冗談ではなく ??

遅刻学生から罰金100円 「教育上必要」と琉大教授
(Yahoo!ニュース-共同通信)

実際問題、遅刻の取り扱いって難しいのですよね。
現状、2/3を超える出席がなければ単位が取得できなくなり、
遅刻は1回につき1/2欠席扱い。
つまり、授業回数を12回とすると、例えば欠席2回+
遅刻4回で失格。

通常の講義形式の授業なら、なかなか出席回数だけで
単位が取れなくなることも無いのですが、問題は実験科目。

例えば半期6回の授業だと、欠席1回+遅刻2回でアウト。

授業開始が1限目だと、遅刻者はかなり多いのですよね。
そうすると、ギリギリの学生も出てきます。

スタンスとしては、温情などしない、というのが基本路線で、
実際ちょっぴり脅し気味に学生を叱咤したりも。
しかしながら、単位をとれずに再履修となると、来年 "こちらが"
面倒なので、最終的には非常に甘くなってしまうのが現実。

特に、必修科目の場合、この傾向が著しいのではないかと。。。


さて、そんな状況の中 (?)、琉球大学の教授が、実際に罰金を
徴収しつつ授業を行なっているとか。

正直、「100円で遅刻が出席になるなら安いもの」と考える
学生がいる時点で、あまり上手く機能しているとは思えません。

たとえ100円という小額であっても、金銭の授受をするのも、
当然問題だと思いますし……
何の法的根拠もないでしょうし、ひょっとすると本件のように
お金を奪うのは違法行為なのでは ??


以下、記事全文コピー。
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 琉球大工学部の教授(62)が講義に遅刻した学生から罰金100円を
徴収していることが10日、分かった。学部が徴収をやめるよう勧告したが、
教授は「遅刻を減らすには教育上必要な措置」として応じていないという。
大学は調査委員会を設け、教授の処分を検討する。
 工学部によると、“罰金制度”は昨年度後期から、機械システム工学科
2年の必修科目の講義で開始。学生約45人が受講しており、冒頭に出欠を
取る際に不在の場合、途中で教授に自己申告して100円を払う。
払わなければ欠席扱いになる。
 昨年11月、学生からの苦情で発覚。問題視した学部側は、教授会や
文書で勧告したが、教授が従わないため先月下旬、「払わないように」と
学生に促すビラを配布。今月、講義室ドアに「100円払わない。
『遅刻しました』だけ告げる」とする学科長名の張り紙をした。
 学生の間では「教授には逆らえない」「100円で遅刻が出席になる
なら安いもの」などと、払うケースがあるという。
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