つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

◆諸事雑感

2015-12-13 23:16:53 | Weblog


☆環太平洋経済連携協定(TPP)交渉が10月、米南部アトランタで大筋合意した。

2日間のはずの閣僚会合は、6日間にまで延長された。

米国議会の共和党は、対応は来年の大統領選挙後との発言もあり、玉虫色の決着部分が多く、今後議論を呼びそうだ。


☆「ゲゲゲの鬼太郎」などの作品で知られる水木しげる(漫画家)さんが、11月30日多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。

11月11日に自宅で転倒。頭部打撲による硬膜下血腫で緊急手術を受けた。

一時快復に向かったが、30日未明に容体が悪化した。

03年に手塚治虫文化賞特別賞を受賞。08年度朝日賞受賞。10年には文化功労者に選ばれた。

太平洋戦争で左腕を失い、ラバウルで上官のいじめやマラリアに苦しみ、妖怪を通して反戦思想を伝えている。


☆この冬は6年ぶりに暖冬となる見込みだ。気象庁は、西高東低の冬型の気圧配置が強まりにくく、東日本と西日本、沖縄・奄美地方の12月~来年2月の平均気温が平年より高くなるとみる。

昨年6月から続く大規模な「エルニーニョ現象」が予想の根拠という。

昨日(日本時間)COP21で、パリ協定の合意が得られた。新しい枠組みは、18年前の京都議定書以来である。

温室効果ガスが世界各地の気候や南・北極圏の氷山を溶解し、ベトナム北部の海岸の村のように、海上に浮かぶ島々を飲み込んでいる事実は、間違いなく地球の寿命を縮めている。


☆パリで起きた同時多発テロは、イスラム過激派をめぐる問題の根深さを改めて見せつけた。

ただちに強化された「イスラム国」への空爆。そして、さらなる報復テロへの懸念。

9.11を契機に、イラクのフセイン大統領を倒した当時の米国ブッシュ大統領の中東政策が混乱に火を点け、シリアの内戦へと拡大。

イラクのフセイン大統領の流れを汲む過激派組織「イスラム国」(IS)がテロ行為を各地で起こしている。

この連鎖を断ち切ることは非常に困難と見る。

共和党大統領候補のトランプ氏のイスラム教差別発言など、第二次大戦中の日系米国人差別に繋がる思想である。

米国にはこの種の差別感を有する人々が多くいる。


☆国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた宇宙飛行士の油井亀美也(ゆいきみや)さん(45)が日本時間11日午後10時12分ごろ、ロシアのソユーズ宇宙船でカザフスタン中央部の草原地帯に着陸し、地球に帰還した。

7月の出発以来5カ月ぶり。健康状態は良好という。空路で拠点の米国に向かう。

ソユーズでの帰還が夜になったのは初めて。

油井さんは帰還後、報道陣に「ただいま。ありがとうございます。重力を感じます。宇宙も素晴らしいけど、地球も素晴らしい。

冷たい感じの風が心地よい」と話した。何がしたいかを問われると、「ゆっくりシャワーでも浴びたい。ツイッターでも、また発信したい」と答えた。

この素晴らしい地球を、温室効果ガスや核兵器で汚さないように心がけたい。

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