つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

◆グローバリズムとナショナリズムの狭間で

2018-02-12 20:12:50 | Weblog
トランプ大統領誕生、英国のEU離脱、反移民、難民運動、そして、北朝鮮核武装に端を発した国連の制裁決議に伴う武力行使の危機など世界各地に不安が広がっている。

「核の脅威から世界を守る」とのオバマ前大統領の自粛姿勢や、TPPにみられるようなグローバル化がもたらしたボーダレス化に逆行し、第二次世界大戦や冷戦時代を思い起こすようなナショナリズム思想が気になる。

ナショナリズムは愛国・国家主義を煽り立て戦争を起こしてきた過去の歴史があります。

わが国でも日本国憲法を改正しようとする動きが鮮明になってきた。
北朝鮮問題で日米安保に軸足を置く側の論理です。

北朝鮮問題は、いずれ、中ロ問題に発展する「危機」を孕んでいる。

従って沖縄基地の重要性も増し、基地問題解決は遠ざかる。

狭い国土の日本は、貿易立国でありグローバリ化は必須条件です。

戦後、日本経済の歴史を振り返っても繊維、機械、鉄鋼、石油化学、
テレビ、冷蔵庫、洗濯機の所謂三種の神器等々日本企業が外国企業に勝つために、
ダンピングによる輸出で国民は犠牲を強いられた。

高率な個人所得税、福祉政策を先送りして国民の犠牲の上に高度成長を支えてきた。

即ち、我が国ではグローバリズムとナショナリズムが対立的でなく
輸出(グローバリズム)を国策(ナショナリズム)が支えている構図です。

こう考えると、安倍政権の志向が見えてくる。

現政権の法人税減税、労働法制改革、原発問題でも伺い知ることができる。

このように今世界は、ナショナリズムとグローバリズムの中で揺れている。

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