23日(水)午後、国賓として来日したオバマ大統領は、「すきやばし次郎」での安倍首相との会食・会談をはじめに、翌日、迎賓館(元赤坂)での首脳会談、明治神宮参拝、拉致被害者家族・横田繁、早紀江さん、飯塚繁雄3人との面談、宮中訪問、晩さん会出席などなど、精力的にスケジュールをこなし、アジア歴訪・次の韓国訪問のため飛び立った。
もっとも大きな成果は、「尖閣諸島問題は日米安全保障条約に含まれる」というサプライズな言及がなされたこと。クリミヤ半島を併合したロシアへの制裁措置に中国が反対するなど、状況が変化する中での会談ではあった(ドイツ・LPガス、日本・北方4島返還でロシアに弱腰)。
従って、主権の帰属(領土)問題については、関与しないが、尖閣諸島は、歴史的に日本の政権下にあった。力によって、一方的に変更されるべきでないとの米政府の立場を繰り返した。
また、大統領は、安倍総理の「集団的自衛権」も歓迎、支持した。
日米両国とも経済大国・中国に負うところが大きくなっている。
TPP(環太平洋経済連携協定)を日米で解決し成功させることが重要案件。アジア経済のイニシアティブをとる重要事案が審議継続となり、共同声明でTPP合意を示せなかったのは、大きな問題の積み残し。
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