◆今年も、浜千鳥ブログにご訪問戴き有難う御座いました。

早いもので、私がブログを始めて、2009年1月で丁度4年になります。最初は身近な日常生活の出来事や映画（含む、TV,DVD）、スポーツなど、趣味が中心でしたが、段々と政治、経済問題に関する投稿が多くなりました。

失われた10年から抜け出ようとしてもがいていた時期で、政治は行政改革、経済は規制緩和・市場経済、財政はプライマリーバランスを求めて、小泉政権下で、にわか評論家も増えました。それだけ、政治、経済、財政とも身近な存在になったといえます。

米国のサブプライムローンが米大手証券・リーマンブラザースの破綻（9月）を招き、金融危機が一気に全米に広がり、消費が冷え込む中、金融機関救済どころかＧＭ、フォード、クライスラーの所謂ビッグスリーまでもが、年末年始の繋ぎ資金に窮し、財政援助を受けました。

米国の窮状は驚くほど急速に世界各国へ拡大し、一足お先に金融危機を乗り越えた筈のわが国にも津波が押し寄せました。

トヨタ、本田、日産などの自動車産業は勿論、鉄鋼大手のＪＦＥ（旧日本鋼管と川崎製鉄とが合併）は、高炉一基（西日本製鉄所・倉敷地区）を休止するなど粗鋼生産も、07年の史上最高生産量からわずか一年で、39年ぶりの低水準（09年1~3月の前年同期比31.6㌫減の2110万トン）の見通であることを、25日経済産業省が発表しました。要因は不振が続く建設向けが3.2%減に加え、けん引役だった自動車向けも39.7%減少することが響きました。

米国、中国、ロシア、インド、スペインなどに進出中の各自動車産業も、現地での急激な販売不振で縮小、撤退を余儀なくされ、その影響で各自動車部品メーカー（トヨタ自動織機、アイシン精機、トヨタ紡織、デンソーなど）も大幅な下方修正が発表されています。

現在、雇用調整が加速して、日本全国を揺さぶっています。
来年3月末までに職を失う非正社員は、1ヶ月で2.8倍の8万2千人に急増。
正社員のリストラも、じわりと広がり始めております。
こうした報道に接し、自動車産業の裾野の広さを実感します。

また携帯電話やデジカメなどの販売不振の影響で、フラッシュメモリー（ＮＡＮＤ型）の供給過剰の為、減産を余儀なくされ、三重と岩手で半導体工場着工を半年以上延期したと東芝。

予想を超える雇用削減の速さに政府や自治体の対策も追いつかない現状です。

米国では、初のアフリカ系のオバマ大統領（民主党）が「変革」をスローガンに、大差で勝利を収めました。

わが国では、国民に「信」を問うべき年内解散も、執拗な政権維持を続けていて、ねじれ国会のため、長期的で実質的な空白政治が続いています。

国民が選んだ「今年の漢字」は「変」。

日本国民が「改革」を求めている事実を政治は知らん振りです。

お蔭さまで今年も、浜千鳥ブログは一日平均35（IP）以上の訪問者数と58（PV）の閲覧数を戴き、感謝にかえて、新しい年も頑張って投稿に励みたいと思います。

ご訪問は勿論ありがたい次第ですが、私の記事に関する「コメント」やご自身の関連記事のトラックバック（ＴＢ）も戴ければ幸甚です。

新年を迎えるに当り、ご訪問者の皆様の益々のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。