つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

◆トランプ旋風の行方

2016-11-11 07:14:26 | Weblog
11/9は木枯らし1号とともにトランプ旋風が日本中を駆け巡った。

今年は英国の欧州連合(EU)離脱決定に続いて、予想外の激震に世界は揺れた。
避難民排斥、中国の南シナ海人工島、ロシアのウクライナ問題等々、世界の多極化の流れは加速している。

「富の分散」を掲げ世界経済の拡大を進めてきた、所謂グローバル化は、先進国を含む各国の低成長が続く中、保護主義的な思想がポプュリズム(迎合主義)と結託して、貧富格差、大衆の利益、権利、願望、不安、を利用して、政権を握る傾向が出てきた。

2008年のリーマンショックから始まった恐慌は、1929年の大恐慌から第2次世界大戦に向かった状況と極似してきた。

「歴史は繰り返す」はあってはならない。

選挙中の過激な発言は封印して、日本、韓国、メキシコを含む各国トップに連絡を取り、トランプ外交を開始した。
安倍首相も17日に会談が予定され、各国首脳のトランプ詣でが始まる。

政治未経験のトランプ次期大統領と接点を持つ政治家は少なく、関係構築に夫々汗を流すことになる。

彼も言っているように、従来の政治家には託せない。

「豊富な経済経験を政治の世界に生かしたい」とのトランプ発言は的を得ていると思われる。

TPP.環境問題など仕切り直しとなるか。

共和党主流派と距離を置く「反既成政治」に期待する証が、選挙後2日間のニューヨーク市場にもみられる。

今後明らかになるであろう「100日行動計画」を注視したい。

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