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ボルティモア旅行#37

2013年11月03日 | ハマチの旅行日記

10月26日の日記のつづきです。

ハンガリー大使館は閑静な住宅街の中にありました。

ハンガリー大使館入り口

この門から先はハンガリー

入館するのにはパスポートが必要です。

ハンガリーの国旗と彫刻

あ!彫刻の下にリス!

ハンガリーのリスは黒かったwww



フランツ・リストはハンガリー生まれ
これからコンクールのファイナル・ラウンドが行われます。

エントランスでパスポートを提示して、
事前に提出してある入館者リストと照らし合わせ、
無事入館できました。^^v

↑ファイナル・ラウンドのプログラム
初日は12人いたファイナリストが、
最終的に3人になりました。
ここから先は撮影禁止です。

レセプションルームと思われる部屋のステージに、
リストの肖像とハンガリーの国旗が掲げてあって、
真ん中にスタンウェイピアノがどーん!

ワシントンDCのスタンウェイ・ピアノ・ギャラリーも、
コンクールの協賛になっているので、
今日の演奏のために運び込まれたのでしょうか。

オーディエンス席にはダニエル氏もいました。
ヤング・アーティスト部門の審査を終えて、
ダニエル氏もわざわざこのファイナルを聴きに、
ボルティモアからDCに来たそうです。

 

いよいよファイナルの演奏開始:
まだ名前が明かされていないので素性が分かりませんでしたが、
最初の演奏はアジア系女性の演奏でした。
2番目は何度か見かけた日本人らしい男性。
3番目は最初の審査でオットの後に弾いた女性の演奏。

ここでの演奏はドレスもしくはタキシードと決まっています。
オットも念のためファイナル用に持って来てありました。
今更だけどオットがタキシードを来てここで演奏する姿、
やっぱり見たかったなあ。。。^^;

最初の女性は紫のゴージャスなロングドレスで登場して、
古典とオットも知らない難解な現代曲を弾きました。
演奏はもちろん素晴らしかったです。はぁ~とため息。

2番目の演奏は日本人らしい男性。
ノートルダム大学の練習室や自販機前で見かけたときは、
ぱっとしない印象でしたが(失礼w)、
タキシードを着た彼はオーラがスゴかった。汗

演奏前に白いハンカチで鍵盤を拭いて、
目を閉じて精神統一した後、
一気にリスト難曲「死の舞踏」を弾き上げました。
タキシードも着慣れている感じだし、
なんだかタダ者じゃない雰囲気・・・。

ピアノ調律の休憩が入って最後の演奏開始:

3番目の女性はこれまた難曲の、
サミュエル・バーバーのピアノソナタを弾き、
途中でピアノの弦が切れるというアクシデントがありましたが、
終楽章まで見事に弾ききって演奏を終えました。

ゲスト演奏の後、
いよいよ入賞者の発表。

優勝者は3番目の女性、
準優勝は2番目の男性。

という結果になり、
ここで名前が明かされました。

男性演奏者はやはり日本の方でした。
HPやWikipediaにも名前が載ってるし、
書いちゃってもいいかな。

第2位に入賞したのは関野直樹さん
国内外で精力的に演奏活動を行う若きピアニストです。
これまで多くのコンクールに入賞した実力者で、
サントリーホールでソロリサイタルを行うなどの、
目も眩むような華やかな経歴の持ち主。

「リストの超絶技巧」に関する論文で博士課程を取得して、
ハンガリー国立リスト音楽院にも留学経験のある、
フランツ・リストの研究者でもあります。

ついでにリストのCDをリリースしていて、
今日弾いた「死の舞踏」もCDに収められていました。
つまりこの曲は長年弾きこなされた彼のレパートリー。

そりゃうまいはずだわw

そして第1位に入賞したのは、
Tatiana Muzanovaというロシア出身の女性で、
この方の経歴もまたすごかった。

まずあのエフゲニー・キーシンと同じ音楽学校出身でした。驚
やはりこれまでも多数のコンクール入賞を果たしていて、
2009年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールでは、
ファイナリスト20人に選出された1人:
この時は辻井信幸さんが優勝して話題になった年です。

上にも書きましたが、
この方は初日の審査でオットの次に弾いて、
ハマチはドア越しに聞いただけだけど、
気迫のある演奏にうわーっと思いました。
優勝する人はやっぱり違う。

最初に弾いたアジア人女性は、
自動的に第3位になるのかと思ったら、
今回は第3位の入賞はなし。
つまりファイナルに残っても入賞には値しないという、
審査員の判断でした。
あんなにうまかったのに~厳しい~

この女性は韓国からの留学生で、
名門ピーバディ音楽院の博士課程で学んでいます。
この年代はピアニストとして一番勢いのある時。
これからもいろんなコンクールに参加して、
経験と実績を積んでいくのでしょう。

関野直樹さんもこのために渡米したようだし、
国際コンクールという名の通り、
インターナショナルなフェスティバルでした。
改めて。音楽は世界共通の言語ですね。^^

というわけでコンクールの最終選考は、
オットも納得する結果となりました。

つづく

 


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関野直樹さんってイケメンでつね。

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4 コメント

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(^o^) (JPNSFO)
2013-11-06 10:32:55
夫さんすごいですね
こんな豪華な顔ぶれのコンペティションに選考されたんですもんね!!
あぁ~久しぶりに生で素晴らしい音楽の演奏を聴きたくなってしまった
どこかのシンフォニーかピアノのコンサートチェックしてみよう♪
返信する
Unknown (JPNSFOさんへ返信)
2013-11-07 02:11:29
>夫さんすごいですね
ありがとうございます。^^
サンフランシスコは立派なコンサートホールが連なる芸術の街!
特にこれから年末年始にかけて素晴らしい音楽が聴けそうですね♪
個人的にはSFバレエのくるみ割り人形を見に行きたいです。^^
返信する
Unknown (とこっこ)
2013-11-08 09:58:14
黒いリス・・・うける(笑)
こころなし顔も怖いですね(^v^)

オットさん、本当にすごいですね!次回は絶対頑張ってください!
関野直樹さん・・・これから有名になっていくんでしょうか・・・楽しみです♪
返信する
Unknown (とこっこさんへ返信)
2013-11-09 00:21:05
このリスは闇の世界を生きて来たのか目つきも鋭く、
酸いも甘いも噛み分けた顔をしていました。笑)
>オットさん、本当にすごいですね!次回は絶対頑張ってください!
ありがとうございます。^^
関野直樹さんは演奏活動の傍ら日本女子大で講師をしているそうです。
見るからに芸術家タイプなんですが端正な顔立ちで、
こりゃー女子大生にモテモテだろうなと・・・。
でも私より背が低かったです。^^;;
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