
大阪水曜ほっと集談会、かつてドクターショッピングをしていた一世です。
溺れるものは藁をも掴むと言われます。

確かに心の不安や症状で悩んでいるときは藁をもつかみたいような心境です。
そこで不毛なドクターショッピングが始まります。
当然のごとく次から次へと検査、結果何事もなく、気持ちのせいではないですかなどと言われたことが、私にも数多くありました。
検査をしてほしいと言われて断る医者はいません。
検査以外に患者を納得させる術はないのが現実で、安易に大丈夫でしょうと言って手遅れになると責任も生じます。
しかしながら受診したある病院で不必要に検査を受けない方が良いですといわれた良心的な医師もおられました。
私は、このブログを書くためにほぼ毎日森田博士の言葉に触れていますが、つくづく感じるのは、博士が神経質者を何とか救いたいという気持ちから当時の医療体制や教育の弊害にも忌憚なく切り込んでおられる事実です。
当時、それ相応の風当たりもキツかった予想されます。
博士の功績は国外でも高く評価されていますが、肝心の国内でのメンタルヘルスの主流というイメージからはほど遠いと感じます。
その一因として患者側の医者任せで勉強不足という問題もないでしょうか?
あらためて森田博士の忠告に耳を傾けたいと思う一世です。
※今日の森田博士の言葉
何でも変わった新しい療法をやりさえすれば最善であると思うのは、医学に対する迷信であります。
非医者はその無知のために危険であります。
学医や商医は人間を物件視するからおそろしいのです。
良医をえらぶことを忘れてはなりません。
2025.3.30 一世