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「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

8月19日(火)20時~・8月20日(水)14時~(ZOOM)にて開催します

怖いものは怖い、嫌なものは嫌!

2025年05月31日 00時09分13秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会、宙ぶらりんな心の一世です。

毎日NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」を見ながら、

元気をもらって出勤するのもあと一ヶ月かと思いますと、

とても寂しい気持ちがしています。

張り付いた根を無理矢理剥がされるようで痛みが伴うのです。

これもひたすら耐えるしかないのですが、

ブログを更新する時間も気力もなく宙ぶらりんな状態です。

先日の「あんぱん」でドラマの脇役でありながら、展開を変えてしまう、ヤムおじさんがこう言っていました。

怖いものは怖い嫌なものは嫌!

思わずこれは森田療法の真髄とも言うべき事実唯真だと直感的に感じました。

彼のような存在を私はトリックスターだと思っています。

トリックスターとは神話や伝説の中に出てくる、悪ふざけやいたずら者で一見物語に何の関係もないように見えるのですが実は、社会の変革や秩序に疑問を呈する大きな役割を握っている人物なのです。

私自身もあまのじゃく人間で、常に組織の中のトリックスターを目指しているのです。

森田博士の言葉は時に身も蓋もないほど冷徹な響きに聞こえますが、

しかしながらこれほど慈愛に満ちた精神療法はないと、私は感じています

なぜならばそこには過度な装飾や心の事実に対する、ごまかしがないからです。




※今日の森田博士の言葉

いやなことはいや、面白いことは面白い。

それよりほかに、どうにもしかたがない。

それをアベコベに、自分の心をためそうとするから余計な葛藤になるのである。

花は紅・柳は緑、心の事実であるからどうにもしかたががない。



2025.5.31 一世

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はからってもとらわれない生き方!

2025年05月27日 07時24分02秒 | コラム 



大阪水曜ほっと集談会一世です。

先日私たちの自助グループの集まりである神戸集談会に参加をさせていただいた。

いつもリモートで開催している私にとっては対面による集談会は、久しぶりであった。

幹事の皆さんのきめこまやかな企画と気配りに感心した。

今回の目的は強迫神経症の世界を生きてという

とても魅力的な著書の作者である、

明念倫子氏にお会いするためであった。

現在このようなすばらしい書が普通に書店で買えることに驚きと時の経過を感じた。

私が森田療法に出会わせていただいた45年前当時は、

森田療法関連図書は、一般の書店でも図書館でも、

失礼ながら目立たない日陰扱いで、その数も限られていた。


YouTube動画で森田療法を学ぶなど考えられない時代であった。


お話の内容は当然素晴らしかったことはいうまでもないが、

先生のお話を聴くために県外からも多くの方が参加されたことに、

さらに深く感動した。

詳細は会の都合上割愛させていただくが、お話の内容はかつて私が自助グループで聞いてきた講話とは趣が違った。

おこがましいが、理論や行動重視の力みがなく、自然体でありながらも言葉に強い力を感じた。

最後に著書に先生からサインをいただいた。

そこには、達筆でこう記されていた。

はからえどもとらわれず。

ここに至るまでの先生の歩まれた人生と苦しみについて考えながら、

若輩ながら自分の人生と思いを重ねていた瞬間であった。

症状に関係なく心の問題で悩むすべての人々にこの書が届くことを願っている一世です。




※今日の森田の言葉

実は、この強迫行為にかかりっきりになるという心の状態が、

ほかの強いストレスを遮断し、その結果、その人の命そのものを救うという働きをしているとも考えられるのです。

そういう意味では、強迫行為というのはひょっとしたら、

命を救うためにあらかじめ人間に組み込まれた安全弁と言えるかもしれません



2025/5/27 一世

※明念倫子氏著・強迫神経症の世界を生きて・白揚社

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運に巡り会いたいなら?

2025年05月26日 20時30分56秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

昨日は学生時代を過ごした神戸でとても楽しい時間を過ごすことができました。

普段リモートで画面越しにお会いしていた皆さんとリアルでお会いすることができたのです。

懇親会も大盛り上がりでした。


このような素晴らしい皆さんと出会えた幸運に、ただただ感謝しかありません。

心の問題で苦しまなければ このような出会いもなかったのです。


通算30年近い自助グループでの世話役活動において、あらゆることに携わってきました。

森田療法の学習会の企画、講師の依頼、司会、懇親会などあらゆることを引き受けて来ました。

後にそれが現在の仕事につながり 生きる糧となった部分もありました。

与えられた役割を素直にやっていくことで、人生が変わる運に巡り合えたと思います。

最後に先日学生時代の友人から突然連絡があり、2年ぶりに会いました。

こちらは借金の依頼でした。

お金は借りるのはもちろんですが、貸すのも嫌いです。

もうすぐ無職になるのでこちらが借金をお願いしたいと冗談で言いますと、

彼は静かに黙って去ってしまいました。(笑)

時にはこのような、思いもしない悪運もあります。





※今日の心に響く言葉

運にめぐり逢いたいのなら何でも引き受けてみるといい。

自分の専門分野以外のことに広く 眼を開き、経験した方がいいのです。



2025.5.28 一世
※やなせたかし氏著、PHP文庫
明日をひらく言葉より

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続 何のために生まれて、何をして生きるのか?

2025年05月24日 04時22分07秒 | コラム 



大阪水曜ほっと集談会一世です。

おはようございます。

本日のタイトルは先日もご紹介しましたが、やなせたかしさんのアンパンマンのマーチからいただきました。

お子さん向けに書かれた詩とは思えないほど、深く哲学的な意味合いを持っています。

やなせたかし先生と同じ、なぜ生きるのかという問いに思春期の頃から不安症を通じて私も向き合ってきたような気がするのです。


さて昨日とてもうれしい出会いがありました。

私が長年苦しみながらも続けてきた現在の仕事に就きたいという高校生から憧れを持ってインタビューを受けたのです。





今まさにサラリーマン人生を終えようとしている私には、

これから人生をスタートする彼女のキラキラとした笑顔がまぶしいほどでした。







自分の人生はこれで良かったのか、この仕事を選んで良かったのか?

この問いに彼女は、これで良かったのだという明確な答えを私にくれたのです。

このようなサプライズが待っているとは思いもしませんでした。

彼女と同じ17歳の頃の私は、自分の夢どころか日々生きて行く不安に翻弄され為す術もなく、全く未来が見えなかったのです。

そんな私に森田療法という光が差し込んだのです。

老齢期をエリクソンのいう人生の統合と見なすのか絶望と見なすのか新たな問いが自分に向けられていると感じた一世です。



※今日の心に響く言葉

子供がどのような大人になるかは、

大人社会に大きな責任があるということです。

大人社会を映した鏡が子ども社会です。

子供は正直な鏡ですから、はっきり映してしまいます。

ですから普通は、子供が悪いというのは大人が悪いのです。



2025.5.24 一世
※やなせたかし氏著・ボクと正義とアンパンマン・PHP研究所より一部抜粋


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定年退職へのカウントダウンと森田療法!

2025年05月23日 09時09分02秒 | コラム 



おはようございます。

定年退職へのカウントダウンに向けてバタバタと慌ただしい日々です。

仕事の引継ぎや関係先への挨拶、そしてお世話になった人たちに、感謝の気持ちを込め私主催のパーティーも企画しています。

いったいどれぐらいの人が参加いただけるかわかりませんが、

たとえ少数であって心を込めて感謝を伝えたいと思う私です。

振り返ると何度も辞めようと思い、本当につらいことばかりだと思っていましたが、楽しいことや感動的なシーンもたくさんありました。

それらすべてがあと一ヶ月で終わってしまうかと思うと、とても寂しい気持ちが致します。

森田療法と二人三脚で歩んだサラリーマン人生の次のステージが、とても楽しみです。



※今日の森田博士の言葉


神経質は物に執着する性質であります。

一度何かの目的を定め、あるいは一つの職業につくと、

それに執着し、未練があっていろいろ目的を変えたり、

職業を転々としたりすることが少ないようです。



2025.5.23 一世

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