
大阪水曜ほっと集談会、宙ぶらりんな心の一世です。
毎日NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」を見ながら、
元気をもらって出勤するのもあと一ヶ月かと思いますと、
とても寂しい気持ちがしています。
張り付いた根を無理矢理剥がされるようで痛みが伴うのです。
これもひたすら耐えるしかないのですが、
ブログを更新する時間も気力もなく宙ぶらりんな状態です。
先日の「あんぱん」でドラマの脇役でありながら、展開を変えてしまう、ヤムおじさんがこう言っていました。
怖いものは怖い嫌なものは嫌!
思わずこれは森田療法の真髄とも言うべき事実唯真だと直感的に感じました。
彼のような存在を私はトリックスターだと思っています。
トリックスターとは神話や伝説の中に出てくる、悪ふざけやいたずら者で一見物語に何の関係もないように見えるのですが実は、社会の変革や秩序に疑問を呈する大きな役割を握っている人物なのです。
私自身もあまのじゃく人間で、常に組織の中のトリックスターを目指しているのです。
森田博士の言葉は時に身も蓋もないほど冷徹な響きに聞こえますが、
しかしながらこれほど慈愛に満ちた精神療法はないと、私は感じています
なぜならばそこには過度な装飾や心の事実に対する、ごまかしがないからです。

※今日の森田博士の言葉
いやなことはいや、面白いことは面白い。
それよりほかに、どうにもしかたがない。
それをアベコベに、自分の心をためそうとするから余計な葛藤になるのである。
花は紅・柳は緑、心の事実であるからどうにもしかたががない。
2025.5.31 一世