「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

9月17日(火)20時~・9月18日14時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

治っても治らなくてもわが人生!

2020年12月31日 10時14分00秒 | コラム 

神経質が不眠なり強迫観念なりを治したい、苦しいことが楽になりたい。

それは、当然の事である。

しかし一度これは病気でないから、治すべきはずのものでなということを知れば、これを度外視して、普通の人のように働く。

そのうちに、仕事に心を奪われて、治そうとすることを忘れる。

そうして治るのである。

「森田正馬全集 第五巻 形外会の記録より」


大阪水曜ほっと集談会一世です。

今年最後の大阪水曜ほっと集談会ブログです。

この大阪水曜ほっと集談会ブログをご覧いただいております皆様どうぞ良い年をお迎えください。

さて世界で唯一治すことを目的にしない精神療法が私たちの学んでいる森田療法であると聴いた。

しかしながら治したいのが、人情ではなかろうか?

以下は私の心の中のつぶやきである。

もし治ったら私は何をしたいのか?

それを今からできる範囲でやろうじゃないか!

完全を求めないでも良いではないか!

完全とは何か?

完全なものが共感や感動を与えるのか?

人間そのものが不完全な存在。

自分の短所と他人の長所を比べている。

なぜそこまでして治そうとするのか?

世間基準に合わせるため?

人により評価してもらいたいが為?

評価を得てどうするのか?

私が私を評価できればそれでよいではないか?

頑張っている自分もさぼっている自分も私が一番知っている。

つぶやきは、永遠に続く。

来年もどうぞよろしく願いいたします。

2020・12・31 一世

 

 

 


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ありがたい悪友

2020年12月30日 01時18分13秒 | コラム 

 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

長いサラリーマン生活を振り返りますといつ、いかなる時も天敵というか嫌な人間は存在していましたね。

さて、最近の嫌な奴というのはこれです。

ジイ~ジイ~というニイニイゼミを1匹飼っているような感覚。

別名は耳鳴りさん。

2年前からこの悪友との付き合いが始まりました。

最初は、心配になり脳外科でのMRIの検査も受けましたが、決定的な異常が認められず要観察との診断。

20代から飛蚊症君(目のちらつき)にも悩まされましたが、これも悪友のひとりです。

最近この2人の悪友は、私の体調を図るセンサーの機能があることに気づかされました。

疲れたり心労が重なるとこの悪友が現れます。

心労なんかあるんかいな?と突っ込みが入りそうですが、、、、

嫌々ながら体の声に耳を傾ける日々の中で、神経質性格のありがたさをシミジミ感じます。

森田先生もまた晩年耳鳴りの症状についてこう話されています。

私は左の耳が重くてたえず耳鳴りがあり、聞こうと思えばどんな種類の耳鳴りでも自由に聞くことができます。

しかし私は、それを聞くことも聞かないことも、自由自在にできるのであります。

わたしはこれを正しく受けとるいう意味に解釈しています。

念のため耳鳴りには、脳の疾患や高血圧、突発性難聴など重大な病の予兆であることもあるので、必要な検査をしたうえで精神的な要因であることが判明すれば森田療法は、絶大なる恩恵を与えてくれるでしょう。

2020・12・30 一世

 

 

 

 

 

 


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長女の誕生日

2020年12月29日 06時05分26秒 | コラム 

 

唐突だが奈々子
お父さんは お前に多くを期待しないだろう。
ひとがほかからの期待に応えようとしてどんなに
自分を駄目にしてしまうか
お父さんは はっきり知ってしまったから。

お父さんがお前にあげたいものは
健康と自分を愛する心だ。

「吉野弘氏・詩人・奈々子により一部抜粋」


大阪水曜ほっと集談会一世です。

10代の頃出会った吉野弘氏の作品が大好きだった。

好きが高じて長女の名前も氏の作品からこっそりいただいた。

めったに私の事を褒めたことがない娘に唯一褒められたのがこの名前の謂れである。

今日はその長女の誕生日である。

先日生まれたと思っていた娘が今では、2歳と0歳の二人のお母さんになった。

仕事と子育てをこなす彼女にはすでに貫禄すら感じる。

振り返ると娘とはなぜか相性が悪くぶつかる事が多かった。

私のかくあるべしが原因であったと思う。

思春期は、ほとんど断絶状態であった。

長女は15歳で全寮制の学校に進学し私は10年以上もの間、単身赴任生活で辛酸をなめた。

心の距離が縮まることがないまま娘は結婚し出産した。

ここで永遠にまじわることはないと思えた糸が偶然つながった。

すべては、孫と森田療法のお陰である。

今親子関係で苦しまれている私よりも若い会員の皆様にお伝えしたい。

すべては、変化する時が来ることを。

その時がいつなのか?

わからないので不安やパニックになるときもあるでしょう!

かつての私がそうであったように。

しかしいつかその時が必ず訪づれることを信じましょう。

苦しい時は、自分で抱え込まずに、集談会の仲間に相談しましょう。

長女が大晦日に孫を連れて帰ってくるというラインが届いた。

孫にはおもちゃを、娘には私たちよりもはるかによい子育てをしていることを、さりげなく言葉で伝えたい。

 

2020・12・29 一世

 

 

 

 


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自分を表現することの大切さ

2020年12月28日 01時52分46秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

コロナ禍が沈静化すれば、まず行きたいのが辻井伸行氏のピアノリサイタルです。

35年前、弾けないのに3年ローンでピアノを買いました。

娘が弾いて、やがて0歳の孫が大きくなれば弾くことでしょう。

私は20代~30代にかけて、アマチュアの音楽サークルで活動していました。

そのご縁も集談会の仲間の会員の方からいただきました。

さて先日心揺さぶられるドキュメントを観ました。

ピアニストで作曲家辻井伸行氏のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝までを描いていました。

彼の澄んだピアノの音色はストレートに心に刺さり、耳の肥えたウイーンの聴衆をも感動し涙を流します。

全盲のピアニストという表現は彼には失礼だし、魅了されたピアニストが偶然全盲であったということでしょう。

率直な感想ですが、対人恐怖であろうがパニック症であろうがそんなの関係ねぇと思えました。

(いつか流行ったギャグのパクリ)

私たちは、症状を隠れ蓑にせず、自らを表現する努力を怠ってはいけないという思いです。

評価するのは自分ではなく、相手である以上結果は受け入れるしかありません。

しかし誠実さや一生懸命さを伝える努力を怠ってはいけないという思いです。

奇跡のピアニストと呼ばれ天才と称される彼ですが、そこには好きなピアノが上手になりたいという純なる感情とたゆまぬ努力の継続が見られます。

このコンクールは、優勝者が2名で3位がありませんでした。

良いものは、何人でも評価する、評価できるレベルになければ該当者なし。

この評価基準も気に入りました。

芸術を知りつくした審査員のコメントも心に響きました。

曲を最後まで弾けるようになることは、始まりにすぎません。

例えば、文章を読むことができてもそれを理解するまでには長い時間がかかるのと同じです。

どうでしょうか、森田の学びに似ていませんか?

何でもかんでも森田に関連付けるつもりはありませんが。

それにしても、息子さんを信じその才能を伸ばす環境を作られたご両親はすばらしいですね。

還暦前にもかかわらず、親子喧嘩を繰り返すどこかのうざい親父(私)とはえらい違いです。

2020・12・28 一世

 


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たい焼きアイス

2020年12月27日 06時18分36秒 | コラム 

 

たい焼アイスが大好きな、大阪水曜ほっと集談会一世です。

皆さんはたい焼アイスをご存じですか?

たい焼の形をした最中の中にバニラアイスと餡子が入っているのです。

なんやねんそれは!森田と関係あるんかいな?

と思われるかと思いますが、それが大いに関係があるのです。

風呂上がりにこの、たい焼きアイスを食べると幸せを感じるのです。

超親父です。

とらわれの真っ只中の時には、このようなことは幸せの対象ではありませんでした。

それどころか、食べる事にも関心がありませんでした。

幸せを感じる感性は、やはり日々のなすべきことを為すプロセスで生じる苦しみを通じて養われるのかもしれません。

まずは、めでたい、めでたい。

お後がよろしいようで。

2020・12・27 一世

 

 

 


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