大阪水曜ほっと集談会一世です。
先日60代のおじさんの友人と喫茶店で2時間だべってました。
彼は経営者で私は非正規労働者です。(笑)
えらい違いですが最後に、結果よりそのプロセスを楽しんだらよいのではないかという結論で解散しました。
NPO法人生活の発見会の機関紙「生活の発見」の2月号の巻頭言で帚木 蓬生氏【著】 ※ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 について言及されています。
ところでおこがましいですが、最近の発見誌はとても読みやすくて森田療法以外の内容も取り上げられて充実していますね。
私も5年ほど前に帚木 蓬生氏の著書と出会い深く共感し大ファンになりました。
YouTubeでも氏の講話がアップされておりとてもユーモラスで学びの宝庫です。
集談会でも仲間の皆さんと視聴しましたが好評でした。
このブログでも何度も取り上げさせていただいています。
臨床40年以上の精神科医が、最も関心をもたれているネガティブ・ケイパビリティと森田療法はその根底で深くつながっていると感じています。
現代人はパソコン、スマホ等の影響もあり早急に答えを出す生活に慣れています。
氏の紹介されている共感の成熟に寄り添う「負の力」が今教育、医療、介護など様々な分野で注目されています。
還暦になり益々前向き、ポジティブ、効率、生産性が嫌いになった一世です。
自分で生きづらさを演出しているようで嫌なのです。
毎日毎日が晴天であることは不自然でありしんどいことです。
曇ったり雨の日があってこその、晴天なのです。
2023.3.4 一世
※帚木蓬生氏著
※ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力
※ (朝日選書) Kindle版