大阪水曜ほっと集談会一世です。
先月金融機関からの引き落とし不備で、〇〇電力さんに電気を止められそうになった私です。
1日気づくのが遅ければ2月の寒さの中凍えて、人間シャーべットになっていたかもしれません。
ところで最近感じることがあります。
本当に良い顔をされているなと感じるシニア世代が少し減ったような気がします。
昭和の時代、生きてきたことが年輪のように刻まれている顔をされた高齢者の方に出会ったことがよくありました。
この国は私が生まれた昭和30年代に比べるとずいぶん豊かになりましたが本当の意味での心の豊かさを手に入れたのでしょうか?
損得、上下、善悪にとらわれ続けているとあっという間に人生は過ぎ去ってしまいます。
敬愛するやなせたかしさんは 、
人は人を喜ばせることが一番嬉しいと 言われています。
また日野原重明さんは、
病む人の喜びを私の喜びにしよう。
病む人の悲しみを私の悲しみにしよう。
病む人から与えられる鍵で私達の心の扉を開こうと書かれています。
最後に樹木希林さんは、
お金や地位や名声もなくて、傍からは地味でつまらない人生に見えたとしても、本人が本当に好きなことができていて、ああ、幸せだなと思っていればその人の人生はキラキラ輝いていますよと言われています。
この私の大好きな3人の御方は、アニメ作家、医師、俳優とジャンルこそ違いますが、ある共通点があります。
皆さん様々な病や災難を経験されており、それを自分のものとして受け止め排除せず、そこから学び小我から大我に心を押し広げた生きることの達人なのです。
何よりもすばらしいのは、病を抱えながら長寿であったことです。
森田療法を学ぶことで、私の尊敬する人たちはその資質の中に神経質を持っておられたのではないかと考えるのは行き過ぎでしょうか?
定年を過ぎ給与は半減しましたが、森田のお陰で心の大富豪になり超幸せな一世です。
2023.3.27 一世