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異例の2年目突入。Galaxy S21 Ultra 5G SC-52Bの魅力はココだ

 2021/4/22の発売日に入手したGalaxy S21 Ultra 5G SC-52Bをしばらく継続して使うことにした。
 2022/5/11には、2022年夏モデルとしてXperia 1 IVやAQUOS R7などをドコモが発表しているし、後継機のGalaxy S22 Ultraは2022/4/21に早々と発売されたが、スペックや価格を検討した結果、「恒例」の1年間隔での機種変更は見送ることにした。
 記録と記憶を頼りに自分の機種歴を遡ってみると、2000年頃からメイン端末について1年前後で機種変更を繰り返してきている。2000年といえばiモード端末502iシリーズの時代だ。足かけ22年、四半世紀近い個人的「恒例行事」もここで途切れる。


もう少し筐体が小さいほうがいいのだけど

 Galaxy S21 Ultra 5Gは高さ165.1mm、幅75.6mm、厚さ8.9mm、重さ229g。iPhone 13 Pro Maxと比較すると幅と重さがわずかに下回っているものの、高さで5mm、厚さは1.25mm上回っており、紛う方もなき重量級スマホである。後継のGalaxy S22 Ultraは高さがわずか1.8mm小さくなっているものの、サイズ感は同等だ。
 これだけ大きくて重いと胸ポケットに入れると屈んだ際に落下が気になるし、パンツのポケットに入れるのも難儀する。とはいうものの端末の掴み心地は悪くなく、6.8インチのディスプレイも多くの情報を閲覧するにはちょうどいい。
 iPhone SEのような小型端末は取り回しはよいのだが、コンテンツビュワーとしては小さな画面がストレスになってしまう。私の手が大きくなったわけではないはずだが、慣れとは恐ろしいものだ。


10倍望遠レンズは「マスト」と主張したい

 カメラ機能には画質を含め満足している。
 Galaxy S21 Ultra 5Gのカメラは、1200万画素超広角、1億800万画素広角、1000万画素の望遠(3倍)、1000万画素望遠(10倍)の4眼で構成され、さらにレーザーAFセンサーも装備されている。

Galaxy S21 Ultra 5Gのカメラ0

 昨今のハイエンド機であれば3倍程度の望遠レンズが搭載されているが、この1年、10倍ズームの使用頻度が意外に多かった。手が届くほどの距離を撮影している範囲では標準レンズで十分なのだが、室内でも数mを超えると望遠レンズの出番が増える。ミドルレンジのスマートフォンでは標準レンズに超広角レンズを加えた構成が多いが、望遠レンズのほうが使い勝手が良い。

1倍で撮影

3倍で撮影

10倍で撮影

 スマートフォンの使用用途にカメラがあるのならミドルレンジ機でも3倍のズームは欲しいし、ハイエンド機ましてフラッグシップモデルであれば10倍クラスの望遠レンズの搭載はマストだと思う。


ACアダプタ08で超急速充電

 充電の早さもGalaxy S21 Ultra 5Gの便利さを実感できる瞬間である。
 25Wの急速充電に対応しているが、PPS(Programable Power Supply)に対応しているドコモ純正のACアダプタ08を接続すると「超急速充電」が可能になる。

ACアダプタ08

 計測してみると約1時間で残量11%から満充電100%まで充電が出来る。50%前後までであれば30分はかからない。「超急速充電」の表示とともに1分あたり1%以上のハイペースで充電されていくのは本当に心地よく便利だ。
 登場から10年以上を経て、ようやく普及し始めたワイヤレス充電にも対応しており、手間なく充電できるのも満足感が高い。

ロック画面の充電中表示。「急速ワイヤレス充電」「急速充電」「超急速充電」


価格が高すぎます!

 Galaxy S21 Ultra 5G の買い取り価格は未使用品で90,000円超、使用感のない美品で80,000円超(いずれも2022年7月時点)。現行モデルのGalaxy S22 Ultra SC-52Cは一括で183,744円(5G WELLCOME割の適用前)なので差額は10万円。2年後に端末を返却する「いつでもカエドキプログラム」に加入したとて、端末利用代金のような意味合いで10万円払うことに違いはない。フラッグシップモデルは20万円というのが2022年の「新常識」だ。ほんの4、5年前にはハイエンドモデルが8万円台で購入できていたので10万円も上昇していることになる。新型コロナウイルス感染症の流行や半導体不足、さらには円安など想定外の事由もあるだろうが、こんなに買いにくい時代になるとは思わなかった。


 これまでの1年周期での機種変更で、必ずしも価格に見合う大きな満足感が得られ続けていたわけではない。
 しかし、誰もが高機能な端末を手にすることができ、新しい機能やサービスに無意識にでも触れてきたことが革新の陰なる原動力になってきたと思っている。「必要十分」な端末ばかりでは、技術の「進化」やサービスの「深化」のスピードは減衰していくように思えてならない。3年使い続けられる端末では進化が3年止まってしまう、とは言い過ぎだろうか。
 ひとまずGalaxy S21 Ultra 5Gの継続利用を決断したが、この先、価格に目を瞑ってでも購入したくなる魅力ある端末とサービスが登場することを願っている。

Galaxy S21 Ultra 5G SC-52B

参考

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