華麗なる腑抜けの世界

倦怠感溢れる日々を称揚しつつ

同姓同名?

2006-07-14 21:36:22 | 日々のひとりごと
 抗鬱剤・パクシル(パキシルという表記の方が一般的か?)について調べていたら下の記事に行き当たった。


 朴実さん:新曲「チョロプ」発表 在日コリアン2世の音楽家 /京都

◇卒業式での君が代演奏に抗議の意思込め
在日コリアン2世で、朝鮮の民族文化を紹介するグループ「ハンマダン」代表の音楽家、
朴実(パクシル)さん(62)=伏見区=が7日、朝鮮民族打楽器と西洋楽器によるアンサンブルの新曲を発表した。
題名は「卒業」を意味する「チョロプ~3・23~」。
2人の子供が通った京都市立小の卒業式での君が代演奏を止められなかった思いなどを音楽に託した。
 
きっかけは、87年の二男哲(チョル)さん(31)の卒業式。「君が代は植民地支配の責任者である天皇を称える歌。
子どもに強制するのは親として残酷」と、学校側に演奏取り止めを求めたがかなわず、当日は哲さん、
5年生だった長女幸子(ヘンジャ)さん(30)と演奏時に退席、抗議の意思を示した。
 
この時の悔しさを音楽に、と構想して19年。朝鮮音楽特有の変拍子を西洋音階にするとイメージ通りにいかず、
修正を重ねて昨年末に完成した。曲中では4種類の朝鮮の打楽器がリズムを刻む一方、
ピアノなど5種の西洋楽器が君が代の旋律を不協和音で奏で、朴さんの心象を表現する。
 
この日、上京区であった初演は、朴さんの母校・京都市芸大の同窓会の協力で実現。
「ハンマダン」メンバーでもある哲さん、幸子さんと朴さんの親子、同大の大学院生ら計10人が共演した
。初演を終えた朴さんは「『何が始まるのか』と会場の空気に緊張感があり、こちらも緊張した」とほっとした様子。
そして「いずれは大編成のアンサンブルにも挑戦したい」と意欲を見せた。【武井澄人】

5月8日朝刊
(毎日新聞) - 5月8日14時0分更新



 私は薬品の知識を得たかっただけだが、この記事に出会ってしまった。三つだけコメントしておく。

 1. 他国に住まう場合、私はその国の文化を尊重すべきものだと思うし、事実在外期間中、私はその国の文化的コード(規範)に即した生活を送ってきた。

 2. 数年前、フランスにおいてサッカーの試合がとりおこなわれた。開会式のプログラムに国歌斉唱があったのだが、一部の観客が国家を冒涜するという騒ぎがあった。招かれていたシラク大統領は怒って席を離れてしまい、一時式が中断するに至った。シラク大統領の態度は適切なものだと思う。

 3. 「西洋楽器が君が代の旋律を不協和音で奏で」たことについて。表現の自由は認められているし、これもひとつの芸術のあり方かもしれない。黒人発祥の音楽、ロックなどは確かに「反抗」を属性として持っている。しかしそれが認められるのは、メッセージ性と芸術性とが高い場合だけである。パクシル氏の場合はどうだろうか。

 パクシルを飲んで寝ます。
 

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