先日の朝のことです。
何がきっかけだったのか忘れましたが、私が最近新築された家の話をしました。
私の家の近くに建売住宅が7棟建ったのですが、その内の1棟だけが道路を一つ隔てた場所に建ちました。
その場所に2棟並んで家が建ったのですが、1棟は注文住宅で、もう1棟は7棟のうちの1棟の建売住宅です。
2棟は同じくらいの時期に建て始めたのですが、建売の方はあっという間に完成してしまいましたが、注文住宅の方は、それから一か月以上後に完成しました。
建売住宅は、なかなか売れなかったらしく、入居はどちらも同時期くらいになりました。
はなの散歩で毎日そこを通るので、
「家が完成した」「なかなか売れない」「やっと人が入った」などと、主人と話していました。
夕方のはなの散歩のとき、建売に住んでいる人が二人でスーパーの袋を両手に下げて帰ってきたところに出会いました。
お嫁さんとお姑さんなのか実母なのかわかりませんが、二人で買い物をしてきたようでした。
どうやらその家には車はないらしく、家の前に自転車が置かれています。
車は2台分くらい置けるスペースはあるのですが、車を見たことはありません。
私の付近は、一番近くのスーパーでも、歩けば30分近くかかります。
車がないと買い物も大変だなと思いました。
それで、その時、突然そのことを思い出して、私が主人にそんな話をしました。
「あの建売の家は車がないから、買い物も大変そうに見えた。」
と私が言うと、主人が
「そんなことないよ。あそこの家に車はあるよ。」
と言います。
「車があるのは、手前の注文住宅の家で建売の方はないよ。」
と私は言いました。
それでも、主人は
「あるよ。黒い車が置いてあるし、カーポートもある。」
と言います。
「それは、手前の注文住宅!」
と再度私は言ったのですが、主人は頑としてそれを認めません。
それで、私は、
「それじゃ、今度散歩の時にあの家の写真を撮ってくる」
と、言ったのですが、考えてみたら、やたら他人の家の写真を撮るわけにはいかないことに気づきました。
「やっぱり、それは不味いね。」
と私が言うと、主人が
「それじゃあ、今からあの場所を見に行こう!俺も自分の記憶が正しいと思っているから、このままじゃ気持ちが悪いし、確かめに行ってみよう。」
と言います。
お天気も良く、暖かい朝だったので、はなを連れてその場所まで行ってみることにしました。
当然、私が言ったとおりの結果だったのですが、それでも主人は腑に落ちないような感じでしたが、それでも
「やっぱりオレの思い違いだった。
俺もボケたのかな?
朝からお騒がせしました。」
と神妙に言っていました。
勘違いはよくあることで、ボケとは違うと思いますが、どうでも良いような他人の家の車の事で朝から時間を費やして、私たちも暇人だなと改めて思いました。