竹村英明の「あきらめない!」

人生たくさんの失敗をしてきた私ですが、そこから得た教訓は「あせらず、あわてず、あきらめず」でした。

グリーン電力

2006年05月12日 | Weblog
皆さん
おはようございます。
昨日は新緑の長野県内を飯田市から長野市まで出張してきました。
南から北へ3時間の移動です。
あいにくの曇り空で北アルプスの絶景は見ることができませんでしたが、高速道路沿いの山々はまぶしい新緑に覆われていました。

私のブログページもグリーンですが、世の中にはグリーン電力というのもあります。電気に色がついているわけではありません。太陽光や風力、自然のエネルギーから生み出された電気の「環境価値」をそう呼んでいます。

電気は世界中どこでも同じ電気です。照明をつけたり、モーターを動かしたり、発熱したりという性質は、電気の原材料が石油であろうと原子力であろうと太陽光だろうと同じです。その同じものをつくるのに、コストは違いますし環境への影響も違います。

しかしこれまでは「環境に良い」ことは正しく評価されてきませんでした。原子力と太陽光が同じなんておかしいでしょう。石油、石炭と風力や太陽光も、後者の環境価値が高いのは誰が考えてもわかります。
それが正しく評価されれば、風力や太陽光の生み出す電気の価値は石油・石炭・原子力よりも大きな需要があるはずです。
ところが「同じもの」とされているので、風力や太陽光などの自然エネルギーは単にコストのかかる電気のように扱われているのです。

そこで、この「環境価値」を「電気」と別に評価しよう。この価値を企業の社会的貢献や地球温暖化防止対策などの指標として活用しよう・・。この価値を普段に売られている商品の付加価値として活用しよう・・。というのがグリーン電力という考え方です。

クリーンな発電をしてグリーン電力をたくさん生み出している会社はもちろん良いのですが、自分で生み出していなくても、グリーン電力を買うことで他社もしくは他者がクリーンに行っている発電をサポートしている企業も評価する。
同じビールでも原子力も石油も混ざった電気で作られたビールと太陽光だけのビール、どちらがおいしそうでしょうか?(実は味は変わらないのですが・・)
そういう評価が定着すれば、企業はこぞってグリーン電力を求めるようになるでしょう。

証券取引市場があるように、グリーン電力の取引市場をつくり、そこで太陽はいくら、風力はいくら、バイオマスはいくら・・と取引される。ごみ発電バイオマスなどは、商品価値が低く敬遠される・・。

こういうきわめて常識的な価値意識の時代が必ずや来るであろう・・という確信のもとに私たちはグリーン電力の計量や取引のシステムつくりに現在挑戦しています。

詳しくは以下を
http://www.greenpower.jp/index.html


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