ココロノキンセンイ

劇団あおきりみかん 中元志津が綴る怒涛の日々、けっこう育児日記

折り曲げてできた皺

2007-04-16 23:38:19 | みたもの・きいたもの・よんだもの
稽古休み。

友人、明日香がでている『北斎とお栄』を観に、鶴舞の高架下、KDハポンへ。素晴らしかった。


多少ネタバレありんす。


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以前、しおこんぶさんに名古屋で一番いいと思う役者をうかがったら、スーパー一座の原さんとの答をいただいたことがある。それからずっと機会がなく、今日やっと拝見することができた。
素敵だ。ダンディだ。すごく雰囲気のある役者さんだ。
その佇まいに、長年の役者人生を感じるくらい。
スーツの、帽子の眼鏡の着こなしが、さまになっている。
もともと夕沈さんは好きなので、ふたりのやりとりが、とてもよかった。
その二人とハポンの雰囲気を活かした美術、知久さんの音楽、映像のすべてが空間全体を異世界へと変えて行って、非日常に連れて行ってくれる。芝居の醍醐味だと思った。
そんな非日常が、舞台の奥が開くと外に繋がっていて、実際に道路で車や人が行きかうのが見える。そんな中、力士が四股を踏みながら去っていく様子がシュールで最高に面白く、日常と舞台との境界の曖昧さも感じられたりして。
まだあと残り何ステージかあるみたいで、追加公演も決まったらしいので、お暇だったら是非。

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終演後、みどりちゃんと受付の打ち合わせ。
本当に頼りになる。
今回は新人さんにも活躍してもらう予定なので、ぜひお楽しみあれ。