『ドレッサー』

今日は稽古が休みだったので、前々からチケットを取っていた翻訳劇『ドレッサー』を観に行った。
会場はアートピアだったのだが、２階最前列中央の席で、とても観やすかった。
舞台は第二次世界大戦中のロンドン近郊にある劇場。
平幹二朗扮する老座長とそのドレッサー（付き人？）の西村雅彦がリア王開演直前の楽屋を舞台にくり広げるバックステージものである。
舞台の中央に楽屋、ドアと見えない壁があり、その周りが廊下や舞台袖、そして、本物の袖の中が舞台の上というセットで、本番中はリア王の台詞だけが聞こえてきたりする。、昔ビデオで観た三谷幸喜の『ショウ・マスト・ゴー・オン』を思い出した。
自分が役者をやっているせいもあると思うが、バックステージものは、やっぱり面白い。
そして、何より断然平幹二朗がいい！

一番印象に残ったのは、老いの不安や孤独。４０年以上芝居という仕事をし続けた男のこれまでの人生を感じられるいい演技だった。
チラシにも載っているシェイクスピアの言葉通り、この世はすべて舞台だし、男も女も役者に過ぎないから、バックステージものは、結局人生の縮図みたいなものかもしれない。
今日のお芝居は、シェイクスピア劇団の話だったからシェイクスピアの台詞が一杯出てきた。そういえば、先日読んだ戯曲の解釈本もシェイクスピアの戯曲が例として多数あがっていた。
大学の授業で少しだけやったけど、もう少しシェイクスピアを読んだり観たりということに興味がわいてきた。

会場で『笑の大學』舞台版ＤＶＤを購入。映画も面白かったし、楽しみ。

サマージャンボ

７月の終わりに名駅チャンスセンターにて購入したサマージャンボの当選を、今日やっと確認した。こういうのって忘れてた方が当たると聞いて、当選発表があってもずっと調べずにいた。もうすっかり忘れていた今日、ふと思い出した。そうだ、サマージャンボ！！当たってるかも、と期待を込めてワクワクしながら調べてみたら…。
結果
写真左手→当選
写真右手→ハズレ

３００円当たりました～

もし３億あたったら、あおきり専用の劇場を建てるつもりだったのに…
いや、結構本気ですよ…次はオータムジャンボで挑戦だっ！！

キャスト決定！

今日、ついにキャストが決定した。
今日も稽古が始まってからまず読みを何回かやった。そして、「ここをあと２回読んだら発表ね。」と、鹿目が言い、２回読む。
だが、やはり決めきれないのか他のシーンをさらに読んだ。
そして、５分休憩し、時刻は8:40。
ついに発表された。
キャストが発表されるときは、いつもほんとにどきどきする。
どの役をもらえるんだろう、という期待もあるけれど、役をもらえなかったらどうしようという不安の方が大きい。
他の役者がどう思っているのかわからないけど、自分の名前を呼ばれたときには「ありがとうございます。」という言葉がみんな出ている。

私の予想は９割方当たっていた。なんだか嬉しい。
今回の話は選挙事務所が舞台。候補者と秘書と候補者の身内と支援者という人々が出てくる。
私は政策秘書の役をいただいた。
政策秘書ってなにものかまったくわからなかったけど、調べてみたらどうも国家公務員らしい。
これからどんな展開になっていくのか、私はどんな人なのか、徐々に明らかになっていくのがほんとうに楽しみ。

本番まであと2ヶ月を既に切っている。明日も稽古、がんばろう。

せいぞろい

今日の稽古から客演のヒート猛君と、ななな、なんと、木村庄之助さんが参加することになった。キャストが今日の稽古で全員揃っていたことになる。
ヒート君はあおきりには何度も出てくれていて、私は実は彼のファン。名古屋で多分最も好きな俳優さんだ。あちこちに客演していて人気も実力も高い彼なのに、今日はじめて顔を合わせたら「迷惑かけると思うけど、よろしく～。」なんて言って来た。この腰の低さ！そして勉強家！努力家！いつも何かを学ぼうとする姿勢から、彼がめきめきとうまくなるのがうなずける。
木村庄之助さんと舞台の外でお会いするのは今日がはじめて。とっても緊張してしまう。
名古屋に住んでいながらナビはあまり観たことがないので、木村さんの演技もたくさんは観たことがない。とっても楽しみだ。
そして、２人を交えて読みをやった。まだキャスティングを決めている最中なので、いろいろな役をいろいろな人が読む。それぞれの役者の個性も出ておもしろい。
稽古始めの土曜日にも読んだのだが、ヒート君と木村さんが入ると、また雰囲気ががらっと変わって面白かった。
ご一緒することができて嬉しい。緊張するけど。

ちなみに、キャストは明日発表予定。いろいろと予想を立てているけれど、どうなるのか明日が楽しみだ。

手に穴が開いた

今日、ラミネーターの紙詰まりを千枚通しで取ろうとしていたら勢い余って左手の親指の付け根に刺さってしまった。抜いたら推定５ミリの穴が開いていた。痛いし小指の方が少しぴりぴりする。手の平にはいっぱい神経とか走ってるからかな…
そして夜。あおきりの稽古はなかったけどたまたまメガチカさんのリーディングにピンチヒッターで出演する松井真人の練習を見ることに。リーディングは見せ方によるところが大きいけどすごく難しいと思った。台本を読んでいるのが目に見えるから、例えば自然にその役がその場で思い付いたように台詞を読んでもあんまり自然に見えない。会話よりもモノローグが大変そうだった。どんなものが本番で見せてもらえるのか、すっごく楽しみ。今週末、七ツにて、公開。