nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

ケアマネジャーに笑顔をもたらす会社です
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いまだに去っていない小規模多機能型居宅介護のケアマネジャー失業の危機

2011-06-20 20:24:57 | 経営
カキコをしない間に給付費分科会が3回行われました。介護保険法改定案が国会で可決したときを同うして16日の第76回ではいくつかの業界団体へのヒヤリングの資料が行われたようです。今回16日の分科会で気になるのが「認知症について」及び「複合型サービス」そして業界ヒヤリングとくに小規模多機能型居宅介護です。
小規模多機能型居宅介護については先般の介護保険分科会(給付費分科会とは違います)に提出された全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会の要望のなかで小規模多機能型居宅介護では介護支援専門員の配備は不要としていましたが、今回の給付費分科会におけるヒヤリング資料では明確に介護支援専門員は不要という文言はありませんでした。しかし提出資料のなか「人員配備の提案」にはケアマネジャーとあるもののカッコ括りに計画作成担当者となっており小規模多機能型居宅介護における人員基準について連絡会会長がどのような発言をしたか分かりません。
小規模多機能型居宅介護において介護支援専門員が不要なのか小規模多機能型居宅介護に勤務している介護支援専門員から声が聞こえてこないのか、発言はあるにもかかわらず確認していないか、いずれにしろなんらかの行動がないと小規模多機能型居宅介護に職を得ている介護支援専門員は失業の恐れがないとは言い切れない。
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正岡容の小説圓朝

2011-06-19 23:01:14 | Weblog
1943年というから昭和18年に出版されたものの文庫版として2005年河出文庫のもの。これを読む。
序を引く
「夕月淡く柳がくれの招き行燈(あんどん)に飛ぶ禽(とり)落とす三遊亭圓朝が一枚看板、八丁荒しの大御所とて、焉(いづく)んぞ沙彌(しゃみ)より長老たり得べけむや。あわれ年少未熟の日の、八十八阪(さか)九十九折(つづらおれ)、木の根岩角躓(つまづ)き倒れ、傷つきてはまた起ち上がり、起ち上がりてはまた傷つき、倦まず弛まず泣血辛酸、かくして玉の緒も絶え絶えに、出世の大本城へは辿り着きしものなるべし。即ち作者は圓朝若き日のその悶々の姿をば、些(いささ)か写し出さむと試みたり。拙筆、果たしてよくその大任を為し了せたるや否や。看官(みるひと)、深く咎め給わざらむことを。
梨の花青し  圓朝の墓どころ」と。
江戸時代の絵草子のような文体である、ひさびさに触れたが、この序いわば「はじめに」にあたるか、の文章でこの小説の大意を尽くしている。
圓朝幼年期から明治維新の時までを括る。平岩弓枝の「御宿かわせみ」でいうなら麻太郎とほぼ同年代だろうか。彼の苦労を書いている。
言わずと知れた圓朝、昭和の落語界隆盛の元となった名人、いまの落語のほとんど原型をつくったといっていい、その圓朝である。これを読んだ。いい。鴎外、藤村とまた違った味わいで、ときどき作者が見え隠れするのがいい。なんと坪内逍遥を「春のやおぼろ」などを知るや、驚き。

正岡容なるを知らなかったが小沢昭一の師匠、桂米朝も師事した小説家らしい。どうりで芸事に造詣が深いわけだ。
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万葉恋歌

2011-06-18 18:40:39 | Weblog
カキコせずいつの間にか一カ月がたちました。その間昨日は改正介護保険法が国会で可決させました。
という話題は一旦置いといて、いま万葉集特に柿本人麻呂の歌を読んでいる。面白い。もちろん浅学の身では原文までは及ばない。解説本を読んでいるが万葉の歌は、ひとつの言葉に込められた意味に深みを込める、その意味の深みが興味深い。
万葉集に興味がわかない人でも「万葉恋歌」という歌は親しみ易い。小林幸子が歌っている、作曲は新井満。数年前のリリース。作曲にあたり新井は万葉集4500歌をひと夏欠けてすべて読んだという。そこから2000に削り、さらに1000、500、100、50と削っていき10までにして、そこから最終4歌にして曲をつけたという。新井は作曲にあたり句を繰り返すことやア~などを入れる以外万葉の歌に手を加えることなく和歌の持つ音楽性を大切にしたという。歌う小林も技巧をつかわず素直に歌うことを心がけたという。聞いてみると日本語も持つ音律が自然な流れとなって曲を構成し心地いい。
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