私の写真日記

私は喜寿近くになり50年勤め完全退職しました。これから健康寿命を伸ばし夫婦共々穏やかに楽しむ人生を願っています。

風の吹きまわし

2006年10月06日 | Weblog

本日、夕刻の天気図です。

2つの台風と前線の影響で、全国各地に大雨と強風が吹き荒れています。

大きな災害が無いことを願っています。

 

庭の草木を見ていると、風は絶えず吹く方向や強さも変っています。

稲穂も雨風に打たれて、大きくおじぎしています。

 そのため、”風”という言葉には、様子が変りそうな気配というニュアンスがありますね。

 ○○風なんていいますが、これもハッキリと断定している訳でなく、曖昧な状況にも使われます。

 どういう「風の吹きまわし」かとは、その時の模様しだいで状況がクルクル変る様をいいます。

上司も風の吹きまわしで、急にやさしくなると何か魂胆があるんではないかと、詮索してしまいます。

 

そうだ!「風が吹けば桶屋が儲かる・・・」の流れをご存知ですか?

今日はついでに、これをご紹介しましょう。

 これは落語で熊さんと八っぁんのやり取りです。

熊さん 「だからさ、どうして風が吹けば桶屋がもうかるんだい?」

八っぁん「しょうがねぇなぁ~、これっきりだぜ」・・・

熊さん 「・・・まず風が吹くんだろう?大風(おおかぜ)かい?」

八っぁん「ばっきゃろう、このとうへんぼくめ、大風が吹いたら屋根屋がもうかるんだい!」・・・・・

「・・・春の風ってえのは、そんな生易しいもんじゃねぇ~ぜ、風が吹いてよ、砂混じりのつむじみてぇのが顔に当たるだろう?」

「目に入ったらひでぇもんだ」・・・

「そうすると失明する人がでてくりゃぁ~」

「目が見えなくなると、その分楽しみがへるだろう」

「するとな、三味線を弾いて小唄、端唄(はうた)、都都逸(どどいつ)などを歌うようになるんだ!」

「そうなるとな、三味線にネコの皮を使う訳だから、ネコがどんどん捕まられてな、減ってしまうんだぜ」

「ほうなるとなネズミが増えて、片っ端から桶をかじりまわるんだ」

「あたぼうよ。だからよう~、桶屋がもうかるってことさ」

「おめぇ~は、なんにも知らねぇ~な!」

熊さん「ずいぶん、回りくどいなぁ~」 

「風が吹いて桶が転がって、壊れるからもうかると思っていたよ」

 

*思い出しながらですので、精確ではありませんが、こんな流れです。

みなさんはご存知でしたか?

(おめぇ~、なんにも知らねぇ~な!)と言われないようにね。

何かの機会に、話すと受けますよ。

 yuki

コメント (9)
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