Carpe Diem-Seize the Day-

Because life means just right now for us...

死と悪夢-ピンコロ

2013年06月16日 09時12分36秒 | 呟き・慨嘆・ゆきへ・他

ゆきの夢を見た。

夢の中のゆきは、体格は変わらなかったが

抱っこをすると雲の様に軽い。



 たはむれに母を背負ひて
 そのあまり軽
きに泣きて
 三歩あゆまず


有りがちだが、啄木の短歌が脳裏を過ぎる。

先般のキュティアにて、診察台に乗せる際

随分軽くなってしまった---とその印象が強かったか。

---1週間に2kg減って居り驚いた印象---


頭を占領し、離れない「最期の刻」

どう足掻いても最期は苦しむのだろう。

病気と闘って居る子等は勿論、

例え18、19才病気知らずの子等であっても

。。。それは;苦しまずの最期等;無い様に思う。


眠る様に静かな死は本当に皆無では

無かろうか。


中には寝てるのかな?と覗くと亡くなって居た-

といった話も希には有るだろう。


老人達が寝込む事無く、前日まで元気で居り

亡くなる際にはあっと言う間、というコンセプト

にてどちらかの市区町村では

ピンコロ対策とし、高齢者に運動等を促して

居るらしい。

ピンコロとはピンピン元気だが亡くなる際には

コロッと逝く。。。という事だと言って居た。


ヒトでもそのピンコロが難しい故、

その様な動きが有る位なのだから

況してやイヌは更に厳しい様に思う。


大型犬の突然死であれ、その数時間は

苦しむ姿が見られると聞く。。。

尤も脳内麻薬様物質のお陰で、

生体が極限の苦痛を察知した場合には

モルヒネ作用が発揮されるのかも判らない為

傍から見て居る程、苦しくはないのかも

知れないが。。。


しかし。。。

取り敢えず病気知らず高齢の子等

であれ、その最期はどう足掻こうと苦しく

思えてしまう。


呼吸器系に致命的な疾患があれば

生死に関わらず、苦痛の極致となる。

---

夢の中ですら

ゆきの最期を憂い、一喜一憂して居た。


友人曰く

今そんな事を考えても、と。

否。。。今だから考えて置かなければいけない、

いざその刻、自分は

気が動転するだけでは済まないかも知れない。

悲しみ慟哭等を、疾うに超越し

瞬時で気が触れるかも判らない。

廃人となる。。。

まだ思考が多少は正常の内、今。。。

ゆきのあらゆる「その刻」の可能性を視野に

入れ然るべく、行動をして置いた方が無難。


そして

絶対に苦しい思いをして欲しくはない

その刻、気持ち良く眠る様逝くべく、

「それ」を常に念頭に。。。


そこにあらゆるエゴが作用しない様。。。

そういった姿を見るのが辛い、であるとか

介護が疲れた等々。

自分の中では言語道断。


どの様に悲惨な状況になろうと

本人さえ疼痛も無く、苦しくさえ無ければ

何処までもの延命を希望する、例え胃瘻に

なろうと。。。が

現実問題、そういった状況下に於き

ヒトも去る事乍ら、イヌ等が心地良いワケはない。


そして自分で食べられなくなった際が

イヌにはその刻なのかも知れない。

食べたくないのであればまだしも、食べたい

といった食欲は有るが、食べられない場合。。。

これも重大問題となる。


胃瘻までして、果たしてイヌは幸せか

と多く問われる事となろうが

抑、イヌの幸せ等、誰も判らない。。。

本当のところの、それさえ解かれば

全ては其処基準とし考えられ、行動も出来る

のだろうに。。。