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全国交通ニュースブログ

日本全国の交通に関する最新ニュースをピックアップして紹介します。
幹線道路、バス、航路、ICカードなどなど・・・

伊丹市バスの「エアポートライナー」、実質1か月間の運行で消滅へ

2023-07-20 01:06:57 | 路線バス

伊丹市バスのダイヤ改正が2023/7/24に実施されます。

https://itamicity-bus.jp/news/?p=3387

中心街にあり多くのバスが経由する「伊丹シティホテル前」バス停は、2023/3/31限りでホテルの営業が終了したのに伴い(営業譲渡断念を報じる神戸新聞の記事はこちら)「伊丹郵便局前」に改称されます。

また、11系統と83系統の新設、50系統の経路変更のほか、大量12もの系統が休止されます。

1・4・20・24・26・30・32・39・44・55・60・84系統

但し、このうちの多くはわずかな便数しか運行していないか既に全便運休扱いになっているので、利用者への影響はほとんどないものと思われます。

その「全便運休扱いから正式に休止に移行する」系統の1つが26系統(JR伊丹・阪急伊丹~大阪国際空港)です。

JR伊丹・阪急伊丹と大阪国際空港の間には25系統が1日40往復程度運行されていますが、これとは別に途中停車地の少ない直行便の26系統も一部時間帯に運行されており、これが2023/3/23のダイヤ改正から急行バス「伊丹エアポートライナー」に衣替えしました。

https://www.traicy.com/posts/20200319149009/

1日16往復運行され、うち10往復については車内外で伊丹市の魅力をアピールする専用車両で運行することになっていました。

https://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/TOSHIKOTU/KOTU_SEISAKU/kuukouakusesu/23438.html

https://itamiecho.net/topic/post-5079/

しかし、この時点で世間はコロナ禍に巻き込まれており、「伊丹エアポートライナー」は2020/4/27から全便運休となり、このブログを書いている時点でも継続中です。

https://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/TOSHIKOTU/KOTU_SEISAKU/kuukouakusesu/index.html

https://itamicity-bus.jp/timetable?stop=%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%A9%BA%E6%B8%AF&no=1

これが今回の改正で正式に休止扱いとなるため、実質1か月間の運行で消滅となるわけです・・・

なお、この専用車両は別系統で使用を継続しています。


相生有年道路の有年駅付近区間、整備完了は2030年前後?

2023-07-19 19:24:43 | 国道2号相生有年道路

相生有年道路の最新のパンフレットはこちら (近畿地方整備局姫路河川国道事務所が制作、2023年版)

相生市内区間の4車線化が2022年10月に完了し、2023年度は(これまで遅々として整備の進んでいない)赤穂市有年地区のバイパス区間の工事に本腰を入れるかとも思いましたが、そうでもないようです。バイパス新設に関連し矢野川を付け替える区間の工事は継続中のようですが・・・

https://www2.njss.info/offers/view/25772914

さて、姫路河川国道事務所は2023/3/15・16の両日に、未完成区間の事業認定の申請に向けた事業説明会を地元関係者向けに開催しました。 

https://www.kkr.mlit.go.jp/himeji/kisya/2022/20230302.pdf

既に用地取得率は約95%に達していますが、「話し合いでの用地取得が困難な場合に備えて、土地収用法活用に向けて準備を並行して進めており、同法に基づく事業説明会を開催」したとのこと。

この説明会を地元紙「赤穂民報」が取材した記事が同社の公式サイト上で公開されていますが、

https://www.ako-minpo.jp/news/17473.html

今回の説明会の対象は、未完成区間の東端にあたる相生・赤穂市境(現道がJR山陽線を越える付近)から、矢野川の付け替え区間のすぐ手前とのこと。この区間の大部分は「JR線路のすぐ北側に作りかけの4車線道路が延々続いている」状態ですが、

https://www.cosay.co.jp/info/works/civil/post627/

合わせて残りの5%程度(面積にして1900平米程度?)を占める東端の現道との接続区間、および矢野川の手前の未施工の空き地部分が未買収エリアと推測されます。

そして、この説明会の参加者からの今後の工事の進め方や整備完了の見込みなどについての質問に対し、事務所側は「基本的には東側から工事を進めていく。我々の気持ちとしては令和10年代前半の完了を念頭に置いている。具体的な目途が立った時点で対外的に公表する」(カギカッコ内引用)と回答したとのこと。

令和10年=2028年ですから、これから工事が順調に進んだとしても、整備完了は2030年前後になりそうなわけです・・・ そして、矢野川を北側に付け替えてJR線路沿いに新たに4車線バイパスを建設する工事の着手は、上記東端区間の工事完了のメドがある程度ついてからになるのでしょうね。


北海道・FビレッジシャトルバスのICカード対応は、JR西日本子会社の技術で実現

2023-07-19 18:48:28 | 交通系ICカード

関連ブログ記事・・・2023/3/21付「北海道・FビレッジシャトルバスではICカードは使えません

上記ブログ記事内で

>大阪バスは当ブログで何回か触れているように簡易型のICカード処理機を設置した路線バスを2023年1月から運行しています。シャトルバスは各路線とも運賃均一であり、この簡易型処理機を北海道バスのシャトルバスにも搭載することは不可能ではないと思われますが(共同運行会社も貸し出しの形で設置)、どうなることでしょう?

と書きましたが、2023/7/21からこれが実行に移されることが発表されました。

http://www.hokkaidoubus-newstar.jp/infomation/%e3%80%90f%e3%83%93%e3%83%ac%e3%83%83%e3%82%b8%e7%99%ba%e7%9d%80%e8%b7%af%e7%b7%9a%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%88%e3%83%ab%e3%83%90%e3%82%b9%e3%80%917-21%e4%ba%a4%e9%80%9a%e7%b3%bbic%e3%82%ab

http://www.hokkaidoubus-newstar.jp/wp-content/uploads/2023/07/7.21%E4%BA%A4%E9%80%9A%E7%B3%BBIC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E5%88%A9%E7%94%A8%E9%96%8B%E5%A7%8B.pdf

利用可能になるのはKitaca・Suica・PASMOなど全国相互利用対象の10種の交通系ICカードのみで、札幌市の地下鉄などで使える「SAPICA」は使えません。

Fビレッジシャトルバスを運行する他の2社の担当便でも利用可能になります(千歳相互観光バスは2023/7/22から、エルム観光バスは2023/7/28から)。リリース文の写真にあるとおり、大阪バスがすでに導入している簡易型ICカード処理機を用いるもので、 "ご利用履歴には「大阪バス」と表示される場合がございます"との注意書きもあります。

そして、北海道とは直接縁のないはずのJR西日本公式サイトにもリリース文が掲載されていますが、

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230719_00_press_hokkaidoballparkvillage_2.pdf

これは、この簡易型ICカード処理機を開発したのがJR西日本の子会社である「株式会社JR西日本テクシア」だからです。


高野山上や橋本市内の路線バス(南海グループ)の値上げ申請

2023-07-19 12:27:22 | 路線バス<運賃関係>

関連ブログ・・・2023/7/18付「高野山上のバス専用道の土砂崩れによる迂回

高野山上の路線バスの話題をもう1つ。

南海りんかんバスは、南海グループのバス会社では南海ウイングバス(2023/2/8付ブログ記事参照)に続き2社目となる値上げ申請を2023/7/10付で実施しました。

http://www.rinkan.co.jp/blog/wp-content/uploads/2023/07/%E4%B8%80%E8%88%AC%E8%B7%AF%E7%B7%9A%E3%83%90%E3%82%B9%E3%81%AE%E4%B8%8A%E9%99%90%E9%81%8B%E8%B3%83%E5%A4%89%E6%9B%B4%E8%AA%8D%E5%8F%AF%E7%94%B3%E8%AB%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.pdf

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF107EK0Q3A710C2000000/

同社は高野山上のほか南海高野線沿線の橋本市域でも一般路線バスを運行しており、両方とも値上げ対象です。橋本市から委託を受けて運行するコミュニティバスは値上げの対象外です。

初乗り運賃は140円から160円に、高野山駅前~奥の院前間は420円から510円になる予定です。また、ケーブルを利用して高野山を訪れる観光客の多くが利用する高野山フリー乗車券(高野山上の路線バスが一部を除き1日乗り放題)は840円から1100円に値上げとなる予定で、現在は高野山駅前~奥の院前間往復と同額なのが、それだけではモトがとれなくなります。


大阪・金剛山へのアクセスバスは7/13午後から全面運行再開

2023-07-19 00:29:01 | 路線バス

関連ブログ記事・・・2023/6/19付「大阪・金剛山へのアクセスバスが土砂崩れで一部運休中」、2023/6/20付「大阪・金剛山の土砂崩れによるバス運休区間の状況

土砂崩れのため金剛登山口バス停の先で全面通行止めになっていた府道705号富田林五條線ですが、被災区間の応急復旧工事が完了したため、2023/7/13の13時から通行できるようになりました。

https://www.vill.chihayaakasaka.osaka.jp/kakuka/sangyokensetsu/nourinshoko/2_4/8348.html

https://www.pref.osaka.lg.jp/tondo/kiseijoho/index.html

但し、あくまでも応急復旧であり、片側交互通行の上、夜間(19:00〜7:00)は通行止めが続きます。

これに伴い、一部運休を余儀なくされていた南海バス・金剛バスの路線バスも通常通りの運行となりました・・・路線の性格上、もともと夜間の運行はありません

 

ちなみに、このブログを書いている時点でのバス会社の公式サイトでの扱いは、

南海バス・・・全面運行再開とともに「道路通行止めに伴うバス運休状況等について」から金剛山ロープウェイ線に関する記述を削除したのみ(運行再開とはアナウンスせず)

金剛バス・・・全面運行再開から5日以上経過しても公式サイトのトップページから一部運休の告知がリンクされたまま

となっています。