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全国交通ニュースブログ

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宮城・女川の出島大橋開通→出島に寄港する旅客船は廃止されず <追記あり>

2024-12-20 20:10:14 | 船舶・航路関連

宮城県女川町の離島・出島(いずしま) と本土を結ぶ「出島大橋」(全長364m)が2024/12/19の15時に開通しました。

https://www.town.onagawa.miyagi.jp/izushima_kakyo_jigyou.html

https://www.yomiuri.co.jp/national/20241219-OYT1T50169/

https://mainichi.jp/articles/20241219/k00/00m/040/316000c

2015年度に着工してから9年での開通です。総工費は168億円で、うち国が110億円・残りを女川町が負担しました。

出島は東日本大震災で大きな被害を受け、一時は全島避難を余儀なくされました。震災時点では数百人いた人口は、出島大橋開通時点では90人ほど(住民票ベース)にまで減っていますが、地元では外部から車で行きやすくなったことによる活性化に期待しています・・・これまでは1日3便の船しかなかったため

さて、その「1日3便の船」(地元のシーパル女川汽船が運航)ですが、出島大橋開通後もそのままのダイヤで運航を継続しています。

http://seapal-kisen.co.jp/price/ (時刻表&運賃のページ)

これは、単純に出島と女川町本土部の間を往復する航路ではなく、さらに沖合にある江島の住民のアクセス手段でもあり、さらに出島大橋を渡る町民バスの運行がまだ始まっていないためです。同社公式サイトにおける2024/12/10付の告知によれば、2025年3月ごろまで引き続き現在の運航ダイヤ(出島内では出島港・寺間港の2か所に寄港)が継続されるようです。

その町民バスですが、既に運行に向けての予算措置(新規車両の購入など)は2024/9の段階でなされており、500万円で購入する10人乗りの新車両が納入されるなど準備が整い次第、出島港付近や寺間港付近と女川町中心部を結ぶ路線の運行開始の手はずになっているのでしょう。

https://kahoku.news/articles/20240904khn000047.html

ちなみに、女川町の本土部の人が住んでいるエリアは町民バス(ワゴン車を使用)の路線で網羅されています。運賃は1乗車200円(高校生以下や障がい者は無料)です。

https://www.town.onagawa.miyagi.jp/pdf/bus/r04_bus_guidebook.pdf

 

<3/13追記>

出島大橋を渡る町民バスは2025/3/31に1日3往復で運行開始します。

https://www.town.onagawa.miyagi.jp/kouhou/2025_03.pdf#page=16

これに伴い、シーパル女川汽船の航路は2025/3/31から出島(出島港・寺間港の2か所)には寄港しなくなります。同時に、午後の3便目は予約がないと運航しなくなるようです。



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