読売新聞のサイトに、5月15日付で以下の記事が掲載されました。
「鹿児島東西道路 工事状況 地域に発信 17日センター開所」
https://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20210514-OYTNT50055/
九州自動車道の鹿児島ICと鹿児島市の中心市街地をほぼ全区間トンネルで結び、交通渋滞の緩和に寄与すべく建設中(完成予定は未定)ですが、最近は市街地に接した幹線道路のトンネル掘削に関して振動や騒音など問題が生じるケースが多く(広島市では相当もめています)、住民に工事を理解してもらおうとトンネル掘削を担当する共同企業体が設置したとのこと。土日祝など工事を行わない日は休館だそうですが・・・
鹿児島東西道路の概要については、以下の資料(国土交通省の出先機関が関係者向けに作成したもの)が詳しいです。
https://www.zenken.com/kensyuu/kousyuukai/H31/662/suzuki.pdf
長らく鹿児島ICと鹿児島市の中心市街地間は2車線の武岡トンネルで結ばれていましたが、当然渋滞が頻発し、鹿児島東西道路計画を前倒しする形で並行して2車線の新武岡トンネルが建設されました。
新武岡トンネルは2013年9月に開通し、こちらを鹿児島IC方面の一方通行、武岡トンネルを市街地方面の一方通行とすることにより、4車線を確保しました。
しかし根本的なネック解消には至っておらず、さらに3本目のトンネルの建設に着手しました。これが現在施工中の「鹿児島東西道路の工事」に含まれ、完成の暁には合計6車線となります。
武岡トンネル=対面通行(一方通行から変更)、原動機付自転車や自転車・歩行者も引き続き通行可能
新武岡トンネル=鹿児島IC方面の一方通行(現在と同じ)、引き続き自動車専用
東西トンネル<新設>=市街地方面の一方通行、自動車専用
そして、新たにトンネル出口から中心市街地のコアにあたる甲南ICまで地下構造の自動車専用道路を延伸する予定になっています(甲南IC方面のみ事業中)。