2022/5/18付ブログ「金沢市内のバスICカードは、互換性のない2種類が併存」の続きです。
上記ブログで、北陸鉄道グループのSuica・ICOCAなどの全国共通交通系ICカードについて、「まず2022年内に金沢市の観光地を巡る「城下まち金沢周遊バス」限定で導入し」と書きましたが、秋の観光シーズン本格化に間に合いました。
10月17日から専属車両に限り使用可能になります。他の路線用の車両が代走する場合は使用不可です。
http://www.hokutetsu.co.jp/media/archives/44342/news.pdf
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/873938
リリース文で「北陸鉄道グループバス車内における全国共通交通系ICカードの導入は初めてとなります」とあるのは、現在でも金沢駅前バスターミナルの窓口あたりでSuicaなどの電子マネー機能が使えるからかもしれません。
そして、城下まち金沢周遊バスに優先導入できたのは、このバスがもともと自社のICカード「ICa」に対応しておらず、全国共通交通系ICカード対応の機器のみを設置すればいいからですね。
http://www.hokutetsu.co.jp/tourism-bus/castle-town
互換性のない複数のICカードシステムに対応させるには、複数の機器を車内に設置せねばなりません。これを実現している(自社のICカードと全国共通交通系ICカードの両方が利用可能)富山市内を走る路面電車の場合、2種類の機器を別々の場所(降車扉横と運転士横)に設置しています。