前編はこちら
4.三菱電機伊丹製作所内を貫く部分
JR線アンダーパスの北側歩道入口付近の様子。車道のほうが低い場所を通っているのはよくある構造です。
途中に、工事中の地上への通路があります。前編で触れた「三菱電機工場西側の歩道」に接続するもので、最終的には猪名寺駅方面に行けるようになりますが、アンダーパス開通後も付近で関連工事が続いているため通行止めのままです。
再び地上に出ます。
工場とあって一昔前ならばコンクリートの塀が続いていたはずですが、フェンスの内側に生垣を設けて目隠しとしており、殺風景さは減退しています。
もうすぐ工場の東端です。
東端近くに「新正門前」という交差点ができています。この交差点の北側と南側にそれぞれ三菱電機の伊丹地区の事業所<複数の組織が敷地に同居しています=注記参照>へのメインゲートが設けられており、平日ということで関連車両が結構な頻度で出入りしていました(工場施設の詳細が写り込むので写真はありません)。敷地が園田西武庫線により完全に分断されており、南北それぞれにメインゲートが必要になったわけですね。
以前は現在アンダーパスがある部分にJR宝塚線の三菱電機前踏切があり、その東側に正門がありました<つまり踏切を渡らねば関連車両が出入りできない>が、園田西武庫線の開通によりアクセス経路が大きく変わり踏切遮断に悩まされることもなくなりました。踏切は工事過程で北側に移設され、前編の3枚目の写真にあるように現存しますが、道路工事関係車両専用の踏切となっており、三菱電機関連車両が通ることはなくなっているようです。
なお、2024/10/30付ブログ記事「 三菱電機伊丹製作所内を貫く幹線道路、完成間近の様子(後)」で、今回開通区間の東側の立て看板に「供用開始に至らない理由は三菱電機西側の工事がまだ完了していないためで、三菱電機の関係車両のみ工事中の迂回路として通行しているそうです」の意味合いの記載があると書きましたが、おそらくこの時点で新正門がすでに稼働しており、関係車両がこちらへのアクセスとなる新設道路を通行していたものと思われます。
5.三菱電機東側の状況
三菱電機の事業所エリアを抜け、県道41号大阪伊丹線との交差点が見えてきました。案内標識は「この先行き止まり」とあり、おそらく「豊中」の文字をプレートで隠す形になっているものと思われます。
交差点の手前には、念を押すように看板が設置されていました。ちなみにGoogleMapではこの交差点の名称は「園田支所前」になっていますが、傍らにあった尼崎市園田支所の移転改称(現園田東生涯学習プラザ)に伴い、交差点名は「御園1丁目」に変更されています。
御園1丁目交差点の県道大阪伊丹線側には、「右折or左折すれば塚口や武庫之荘方面に行ける」旨の案内標識は設置されていません。
交差点の東側にも、「直進すれば塚口や武庫之荘方面に行ける」旨の案内標識は設置されていません。
(注)2025年現在、三菱電機の社内組織としての「伊丹製作所」は「尼崎市塚口本町八丁目1番1号に所在する事業所」とイコールではなく、敷地内には系統変電システム製作所・電子通信システム製作所・先端技術総合研究所・設計システム技術センターなども所在する一方、長崎工場や恵那工場が伊丹製作所の配下にあります。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/corporate/gaiyo/network/
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