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「せとうち島旅フェス2022」で使われる船が派手派手でなくなりました

関連ブログ・・・2022/5/11付ハンセン病療養所の島に行く船がなぜ派手派手なのか?続:ハンセン病療養所の島に行く船がなぜ派手派手なのか?

5月14・15の両日に瀬戸中央自動車道与島PAで開催されるイベント「せとうち島旅フェス2022」に関する記事が、前日の5月13日になって朝日新聞の電子版(香川版)に掲載されました。

https://www.asahi.com/articles/ASQ5D6RLMQ5BPTLC01V.html

「瀬戸内の島の魅力を発信する初のイベント」とあり、コロナ禍前に恒例だったわけではないそうです。

この記事に掲載されている写真の「クルーズで使われる小型船」ですが、ヤノベケンジデザインの派手派手な「バルカ・ソラーレ」ではなく、この船と同じくハンセン病療養所職員専用航路で使われているやや地味な?「バルカ・エオリカ」に変わっています。写真の撮影日時と場所が「2022年5月11日午後3時3分、香川県坂出市の与島」となっており、5月10日の「バルカ・ソラーレ」の事故を受けて交代したものと思われます。交代はフェスの公式サイトでも告知済みです。

ただ、この「バルカ・エオリカ」は両日とも本来は「直島ライン」(高松~小豆島~直島~男木島~大島)で運航されるはずですが、5月13日21時現在その公式サイトには運休や就航船変更に関する案内はありません。事故に遭遇したばかりの「バルカ・ソラーレ」を、過去には就航していたとはいえより負荷の大きな直島ラインに投入するとは思えず、第三の船で代替させるつもりなのでしょうか?

ちなみに、与島で高速船や小型フェリーが発着できる設備は南側の与島PA側にはなく、フェスの公式サイトのイラストにあるように北側の第二駐車場側です。ここにはかつて京阪グループの観光施設「瀬戸大橋フィッシャーマンズワーフ」があり、瀬戸大橋観光船用の桟橋もありました。大橋開通からしばらくの間は観光客で賑わいましたが、その後は急速に凋落し、2003年に京阪グループが撤退し鳥取の建設会社に経営が変わったものの衰退は止められず、2011年に完全閉鎖されました。駐車場以外の跡地は主にメガソーラー用地として活用されていますが、桟橋は船が発着可能な状態で温存されており、久々に賑わうことになるわけです。

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