全国交通ニュースブログ

沖縄の観光シャトルバスのICカード対応は、JR西日本子会社の技術で実現

沖縄県北谷町の観光スポット「アメリカンビレッジ」近くに、2024/7/25付でバスターミナル「北谷ゲートウェイ」が開設されます。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC051V70V00C24A7000000/

同日より同バスターミナルと那覇空港および恩納村のリゾートエリアを結ぶ観光シャトルバスの運行が開始されます。現時点では2024/9/23までの実証運行扱いで、運行するのはいずれも東京バスグループの「東京バス」(沖縄営業所)と「北部観光バス」です。両路線とも均一運賃(それぞれ1000円と1500円)です。

https://www.tokyobus.jp/okinawa/news/news-702/

https://www.tokyobus.jp/okinawa/wp-content/uploads/2024/07/%E5%8C%97%E8%B0%B7%E7%9B%B4%E8%A1%8C%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7%EF%BC%88%E6%9C%80%E7%B5%82%EF%BC%89.pdf

注目なのは、沖縄県内の路線バスで初めてICOCAなどの全国相互利用対象交通系ICカードが使えることですね。同グループの大阪バスが初めて採用し、やはり同グループの北海道バスが中心となって運行するエスコンフィールドシャトルバスでも使われている(2023/7/19付ブログ記事参照)JR西日本子会社が開発したハンディターミナルタイプの簡易ICカード処理機での対応となるものと思われます。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240705_00_press_tokyobus.pdf

なお、東京バス沖縄営業所は以前から那覇空港周辺でいくつかの路線バスを運行しています。このうち均一運賃となる「琉球ホテルエアポートリムジン」「瀬長島ホテルエアポートリムジン」、それにクルーズ船入港時限定で運行する「那覇クルーズターミナルシャトルバス」でも同日以降同様にICOCAなどの全国相互利用対象交通系ICカードが使えるようになりますが、残るウミカジライナー(2024/6/10付ブログ記事参照)は対キロ区間制運賃で乗車区間により運賃が異なるため、簡易ICカード処理機では対応が複雑になってしまうためかICカード非対応のままとなります。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「交通系ICカード」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事