関連ブログ記事・・・2023/11/20付「名塩道路の工事契約状況について(2022/4以降)」
西側の未開通区間の工事進捗がはかばかしくなくなった名塩道路ですが、2023/11/21に開催された近畿地方整備局の令和5年度第3回事業評価監視委員会において評価対象となりました。
https://www.kkr.mlit.go.jp/plan/ippan/zigyohyoka/or2riv000002ax9r-att/No4.pdf
2023/3/末時点の事業進捗率は約91%、用地進捗率は約97%となっています。前回2019年10月の再評価時の資料によれば、2019/3/末時点の事業進捗率は約92%、用地進捗率は約89%となっており、用地買収は着実に進んだものの100%には届かず、事業進捗率は事業費増大で分母が増えたことにより逆に減少しています。
その事業費は前回評価時の1,011億円から約7%増加の1,086億円となっており、その内訳は
・生瀬トンネル区間における補助工法の追加(25億円増)
・生瀬トンネル宝塚側坑口近くの切土区間の掘削方法の変更(14.1億円増)
・武庫川張出橋の橋梁構造の変更(5.4億円増)
・資機材・労務費の増(32億円増)
です。
そして、14ページには「西側(2.1㎞)の用地について、難航案件の早期解決が必要。」と明記されています。危険極まりないヘアピンカーブなどが含まれる西側未開通区間の工事進捗がはかばかしくない(工事発注も途絶えている)のは、これが最大のネックなのかも。
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