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大阪府河南町の「カナちゃんバス」の実情(後)

前編はこちら

カナちゃんバスのICカード機器は、大阪バスなどと同じハンディタイプの処理機でした。支柱に固定されており、上部にICカードをタッチすると100円を引き去ります(PiTaPaの場合もプリペイド部分からの引き去り)。運賃箱はこれまで通り「ただの箱」です。

バスは阪南ネオポリス内を一通り巡回します。住宅地内の大型バスの通れない急坂の狭い道を走りますが、まさに「高度成長期の夢のマイホームをかなえるための産物」であり、今からこんな住宅地に住もうという方はあまりおられないかも。

ストリートビューの例(大宝東公園東バス停の標柱が見えます)

阪南ネオポリスの状況がよくわかるページ(デベロッパーである大和ハウス公式サイト内)

バスはいったん東山バス停に立ち寄り、方向転換して南に向かいます。途中スーパーに寄り道しますが、この日は乗客はいませんでした。ちなみに、阪南ネオポリスと河南町役場方面を直接結ぶ金剛バスの路線はありません。

終点は、役場の近くにある河南町総合保健福祉センター「かなんぴあ」です。傍らの車庫には、新車導入まで使われていたマイクロバスが予備車として待機しています。

側面の行先表示でも「運賃100円」をアピールしています。コミュニティバスの運行開始により、金剛バス(初乗り160円)の町内路線のうち競合する区間での利用は確実に減ったことでしょう。

南部ルートのバスが到着。数人の乗客が下車しました。2台のバスのデザインは同じです。

(おわり)

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