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長崎県内のミッシングリンクの状況(西彼杵道路その1・時津町内)

関連ブログ記事・・・2023/2/2付「長崎県内のミッシングリンクの状況(序)

上記記事で書いたように、長崎市から西彼杵半島を経由して佐世保市とを結ぶ区間のミッシングリンクを解消するため、長崎県は西彼杵道路を整備中ですが、佐世保市から時津町(長崎市の北隣)までの総延長46kmのうち、中間部では未だ着工に至らず調査段階の区間も20km程度あります。ただ、2023/2/18に長崎側で初めて3.4km区間が開通しました。時津町内の日並IC~時津IC間です。

https://www.pref.nagasaki.jp/press-contents/589972/index.html (開通の旨のリリース)

https://news.yahoo.co.jp/articles/66453593aea16bc2b8786f9acf2d83bd2234ed7a (開通に関する長崎新聞の記事)

https://news.yahoo.co.jp/articles/6340cc67f5eaf977eb34ab4aa4b44caaac5b7e12 (2/12に開催されたウォーキングイベントに関する長崎放送の報道)

https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/machidukuri/doro-kotsu/nisisonogi-doro/togitsukouku/ (長崎県公式サイトでの当該区間の工事の紹介)

西彼杵道路は基本的に国道206号あるいは国道202号(長崎市と佐世保市を西彼杵半島経由で結ぶ長崎県が管理する国道)の改良工事としての位置づけですが<佐世保側の開通済区間は全て国道バイパス扱い>、上記工事紹介にあるように、当該区間は国道206号のバイパスではなく、主要地方道にも指定されていない長崎県道204号奥ノ平時津線のバイパスとして建設されました。あるいは、並行区間の国道206号が既に4車線で整備されていたからかもしれませんが・・・ 但し交通量が多いうえにロードサイド店も数多くあることから渋滞が激しく、通過交通を流すための道路は別途必要です。

今回開通した3.4km区間ですが、両端とも国道206号には直接接続していません。

https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2017/09/1504851664.pdf

南側で接続するのは臨港道路畝刈時津線で、国道206号と川平有料道路が交差する井手園交差点から西に500mほど入った場所に時津ICが設置されています。時津ICから南は、長崎市中心部とを結ぶ高規格道路「長崎南北幹線道路」として整備される予定ですが、2021年秋にようやく都市計画決定がなされており、このブログを書いている時点では時津IC付近については事業着手には至っていません。

第167回長崎県都市計画審議会の審議結果(2021/10/27開催)

長崎南北幹線道路に関する審議資料 

国土交通省サイトで公開されている長崎南北幹線道路(滑石IC以南)の令和4年度新規事業採択時評価結果(時津IC~滑石IC間が調査中扱いのままであることがわかります)

長崎市サイトで公開されている長崎南北幹線道路のルート図 (時津IC~滑石IC間は主にトンネルになる予定です)

一方、北側で接続するのは東西方向・北方向とも町道で、北方向に接続する町道子々川日並線(片側歩道付きの2車線ですが車線の幅は狭いです)を2kmほど走ると国道206号に合流します。西彼杵道路の日並IC以北は計画中段階のため着工はまだまだ先で、当面の間はこの町道が国道206号の通過交通を分担する形となります。

(つづく)

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